長男と見たマイティジャック

 早いもので長男が広島に戻ってから1週間が経つのだが帰省中
出た会話が映画さよならジュピターに関してで、シン・エヴァの中
で松任谷由実のボイジャーが流れていた事から‘
さよならジュピター
の主題歌’と私が教えた後に‘大事なのは本編のストーリーで特撮映像
や音楽がよくても本編がダメだったらヒットしない典型的な作品’と
言った。

 そして‘TV番組で典型的なのがマイティジャックでMJ号の発進シー
ンを含めた特撮シーンは素晴らしいし、冨田勲のBGMも素晴らしく
二谷英明を含めた出演者もいいのに脚本と本編内容が微妙だからヒッ
トしなかった’と言い‘だから庵野秀明がマイティジャックをリメイク
したがっている’と言うと興味を持ってくれたので1話・3話・4話・
10話・12話・13話の計6本を一緒に見たのだった。

 最初に見せたのは山本耕一演じるイスマール・ギムと天田副長の
友情物語である4話・祖国よ永遠なれで、けっこう面白いと言って
くれた。

 MJ号に匹敵する大型万能戦艦ジャンボーが登場する10話・爆破指
令も導入部分から最後の戦艦同士の決戦までよくできており、さす
がは金城哲夫&満田かずほのウルトラセブンの名コンビという感じ
だった。

 だから1話・パリに消えた男も途中までは楽しんでいたし悪くな
さそうだったのだが、最後にQの基地を爆撃などで壊滅させただけ
というのは何となく‘えっ、これで終わり?’的な感想だったのだ。

 マイティジャックの脚本は関沢新一・若槻文三×3・金城哲夫・山
田正弘・山浦弘靖といったウルトラシリーズゆかりの面々と、有高
扶桑・池田一朗・柴栄三郎・小滝光郎・藤直弘・田辺虎男ら円谷作
品初参加のメンバーに分かれる。

 これを見ると円谷系脚本家の作品に比べて他の作品の脚本家の作
風が今ひとつ噛み合ってない感じだし、1時間ドラマという事でそう
いった脚本家を起用したのだろうが意外に消化不良に終わったとい
うものあるかもしれない。

 さらに本来じっくり時間をかけて1話づつ作るはずが放映開始が
半年早まったのでバタバタして作ったという事情などが、こなれ
ないまま作られた原因なのかもしれない。

 

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