勝手口ってどこ?

 先日お客さんとの話題に出てきた昭和にあって平成&令和でなく
なって
きたのが‘勝手口文化’ではないかという事。

 勝手口文化とは玄関が正式なお客さんを迎える入り口なのに対し、
勝手口からは家族や近所の親しい人や配達者達が出入りするという
イメージか。

 我が家には店と玄関に台所脇の勝手口と3つの出入り口があるの
だが昭和の時代には、玄関に自転車を置いていたという事もあって
家族が出入りするのは店か勝手口というのが定番だった。

 だから子供の頃に玄関から出入りするというのは お客さんが来た
場合のみで、正直言って勝手口からの方が実質的に玄関という雰囲
気だったのだ。

 ただ96年に我が家が家を建て替えると勝手口側の通路が狭くなり
玄関のスペースも狭くなっているので自転車を置く場所を
玄関では
なく勝手口の通路にしたし、子供用の自転車を購入した事
からコチ
ラも勝手口の通路に置いていたので完全に勝手口を塞ぐ形
になって
いる。


 また結婚してからは車での買い物がメインになっており買ってき
た品物は玄関に下ろすわけで、自転車をどけてまで勝手口から入れ
たりしないのだ。

 ところが以前配達に来ていた業者は必ずといっていいぐらい勝手
口から入ろうとするので‘玄関から入ってくれ’と言っても、必ず
手口から入ろうとしているのは配達するのが年配者なのでクセな

だろう。


 そういえばサザエさんなどで三河屋さんなどが配達に来ても玄関
からは入らないし、巨人の星ではドラゴンズからコーチのオファー
を受け打ち合わせをするのに料亭を訪れた星一徹が玄関から入ろう
とすると例の服装だったので‘物売りなら裏口に回れ’と仲居さんから
言われていたのを思い出す。


 それが平成に入るとマンションやアパート住まいが増えてきて、
これらの入り口が玄関のみだから玄関と勝手口の概念がなくなって
いるように思える。

 さらに最近は高齢化で足の弱った高齢者達が増えたので介護用の
手すりが取り付けられる家が増えてきたので以前なら勝手口から出
入りしていた高齢者は玄関から出入りする事になっている一方で、
勝手口は玄関に比べて狭いため手すりなどを取り付けられないため
勝手口の使用頻度が下がっているというのもあるだろう。

 そういう意味では我が家の子供達に‘玄関だから’とか‘勝手口から’
などという概念はないわけで、そういう事を気にしない世代
が増え
るのではないだろうか。

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