ラグビー日本選手権のファイナルは三洋-神戸製鋼を見たかった

三洋とサントリーが決勝へ=トップリーグの再戦に―ラグビー日本選手権(時事通信) - goo ニュース

 今日 秩父宮ラグビー場と花園ラグビー場で行われた日本選手権のSファイ
ナルは秩父宮では三洋が東芝府中に、花園ではサントリーが神戸製鋼に勝って
ファイナル進出を決めトップリーグのプレーオフ・ファイナルと同じ顔合わせに
なった。

 トップリーグのプレーオフ・ファイナルでも両チームは好ゲームを展開し28-23
で三洋が逆転勝ちをしたのだが、個人的にサントリーには申し訳ないのだが、
ファイナルは三洋と神戸製鋼の試合を見たかった感が強い。

 例年なら そういう事はまず考えないのだが今年の4月から三洋はパナソニック
の完全子会社となるので今シーズンが‘三洋’の名前で戦うのは最後。
 
 つまり来シーズン以降は‘三洋’というチーム名は消えるので日本選手権ファイ
ナルが‘三洋’を名乗って戦う本当に最後の試合になる。

 かつて三洋は実力がありながら新日鉄釜石や神戸製鋼といった7連覇を達成
したチームによって優勝を阻まれ続け、特に神戸製鋼とは90~91シーズンの
ファイナルで終了間際のロスタイムにイアン・ウイリアムスの独走トライを許して
大逆転負けを喫するなど‘偉大なる敗者’を印象付けるシーンが20年経った今
でも記憶に新しい。

 90年代前半は三洋の前には多くの日本代表を抱える才能集団の神戸製鋼が
いつも立ちふさがっていたので、三洋の最後の試合の相手は宿命のライバルで
ある神戸製鋼が相応しいのではないかと思ったのだ。

 今日のSファイナルで三洋は東芝府中に前半をノートライに抑えられ一時は3-
21と18点リードを奪われながらPGで追い上げて後半一気に逆転するという90年
代までの三洋では考えられない堅実な勝者のメンタリティー溢れる試合運びをして
いた。

 そして神戸製鋼が日本選手権のSファイナルに進出してきたので‘ひょっとして’
と思ったし、実際試合は一進一退の展開で前半を20-20で終え後半も23-37と
リードされながら最後は1トライで逆転というシチュエーションに持ち込んでいた。

 結局最後は自力に勝るサントリーが逃げ切ったので‘かつての好敵手との対戦’
というロマンではなく、‘実力者同士の再戦’という現実になったという事だろう。

 いずれにせよ27日は文字通り‘三洋’のラストゲームを楽しみたい。 
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
ナモア (Shingo-Ringo)
2011-02-20 14:23:32
あの時のナモアと宮地監督の顔が忘れられません。

本当に勝負弱かった(笑)

ファイナルは観に行こうと思ってます。
 
 
 
決勝戦は? (さくらい)
2011-02-20 17:48:42
今日録画で2試合観ました。
神鋼、点差は接戦もサントリーが一枚上でしたね。
去年の12月にauひかりでJスポーツが観れることを
知り、充実したラグビー生活?を送っています。
母校の正月の惨敗からやっと立ち直りつつあります。
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2011-02-20 21:59:11
>Shingo-Ringo様
 ホントあの勝負弱さが三洋のキャラでしたけどね。
 今の勝負強さを見ると嬉しいやら残念やらです。

>さくらい様
 たしかにサントリーが一枚上というのは見ていても
分かりましたよ。
 auひかりでJスポーツが見られるというのは初耳でしたよ。
 まさか明治が早稲田に2つ続けて惨敗、しかも早稲田も帝京に完敗と明治ファンには辛い正月だったでしょうからね。
 
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