今のところ光線技を使用してないウルトラマンブレーザー

 7月8日からOAされているウルトラマンブレーザーの主武器は右手
から発生させた二重螺旋から成る光の槍を投てきするスパイラルバ
レードで、槍やブーメランのような使い方や2話では釣り竿的な使い
方をして話題になっていた。

 ネットなどで‘スパイラルバレード祭り’なるキーワードが出るなど
今やブレーザーを代表する技ではあるが、よくよく考えてみると1度
もスペシウム光線のような光線技を使ってない

 昭和ウルトラマンは光線技を使うという大前提があるので、当初
光線技を撃たずキックなどの打撃技を必殺技にしていたウルトラマ
ンレオが不人気だった理由の一つだった。

 ちなみにレオが最初に光線技を使用したのは8話だったしシュー
ティングビームなどの光線技の印象が最も薄いのを考えると、ブレ
ーザーが光の槍ではあるがスペシウム光線のような光線技を使用し
ない事に関して批判的な意見がないのは面白い。

 そしてスパイラルバレードがいろんなものに変形する事を考える
と、切断技のウルトラスパークをはじめ槍のウルトラランスや盾の
ウルトラディフェンダーなどに変形できる帰ってきたウルトラマン
の必殺技ウルトラ
ブレスレットを思い出す。

 つまりこういった武器を持っていれば光線を撃たなくても違和感
はないわけで、ブレーザーの製作スタッフは上手い事を考えたと思
うしシンプルさゆえの魅力を感じる。

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コメント
 
 
 
レオとブレーザー (tamutamu)
2023-08-31 22:07:18
強いて言えば1974年と2023年の違いでもあります。
何せオイルショック当時とノウハウが培った今とでは制作状況が違うのもあります。
そもそもレオは開始当初から切迫した予算を考慮して“光線技を使わないウルトラマン”を前提にして合成技術を要しない武道中心のウルトラマンとして描かれた作品であり、それに対してのブレーザーは史上初めて主人公の隊長が変身するパターンに則って卓越した合成技術をフルに生かした技を魅せているのが、各々の魅力と特徴であります。
レオも「心にウルトラマンレオ」(2001年・辰巳出版)で“光線技を使わないことを忘れさせるウルトラマン”と評されていたが、ブレーザーも色んな意味でそれに値するウルトラマンだと思います。

ちなみにレオが放つ光線技で好きなのは、対サタンモア戦で放ったスパークショットです。
 
 
 
固定観念やタロウの後 (こーじ)
2023-09-02 17:13:02
>tamutamu様

 まず何かと派手だったタロウの後番組という要素と、格闘技が必殺技=仮面ライダーのような等身大ヒーローのものという固定観念が当時の我々にはありましたので光線技を使わないとガッカリ感が凄かったです。

 個人的に好きなレオの光線は、シューティングビームです。
 
 
 
仕方ないですね (tamutamu)
2023-09-03 10:40:43
「レオ」はリアルタイム時の評価こそは低かったですが、「メビウス」34話での再演を機に改めて「レオ」の作品としての再評価が行われ、その結果キャラクターとしてレオの見方も変わり、今ではセロを始めとする後輩ウルトラマンたちの導きを担う超ベテラン戦士になったのも感慨深いものがありますね。

本当に良い作品ほど提供した時期が悪くても後々高評価される傾向がありますが、「レオ」もその類に値しますね。
 
 
 
再評価は嬉しい (こーじ)
2023-09-05 22:42:19
>tamutamu様

 レオの再評価は嬉しいものがありますし、レオこそ真夏竜氏以外に考えられませんよね。

 今やゼロの師匠になっているのも、大いに評価されている証拠だと思います。
 
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