ネクサスのピンチテーマ・FINAL FIGHT

 ウルトラマンネクサスの最終EPで孤門がウルトラマンに変身し
隊長機を救助した後、ダーク・ザギに向かって行く時に流れるBG
MがFINAL FIGHT

 これから始まるウルトラマンの戦いの厳しさを暗示するような
悲壮感溢れる曲で、最初に流れたのはバグバズン編でTLTがナイト
レーダーにウルトラマン攻撃を命じてクロムチェスターからウル
トラマンが攻撃を受けるシーンからだったと思う。

 またダーク・メフィスト相手に苦戦するウルトラマンに対して
ノスフェルを憎しみの感情のままに撃ったため、山邑理子に重傷
を追わせてしまい落ち込んで孤門が呟くシーンなどに使われてい
たピンチテーマである。

 第1期ウルトラでは それと分かるピンチテーマはなかったのに
対し第2期では明らかにピンチの時に流れるテーマが使用され始
めたのだが、これが流れると優勢に戦いを進めていてもピンチに
陥るケースが多々あったのを覚えている。

 ところがネクサスのFINAL FIGHTでは姫矢編のクライマックス
であるクトゥーラ編で根来に‘おれが戦っているもの、それは宿命
です’と告げて満身創痍の体を引きずりながら終焉の地に向かう
シーンや、同じくボロボロの状態になった憐が‘オレはオレの光
を走り切る’と言ってイズマエルに向かって変身していくシーン
に流れるのだから正しく胸アツな状況の曲だ。 

 この曲が流れる時の姫矢や憐はボロボロで絶望的な状況になり
ながらも意を決して変身し立ち向かうケースが続いており、当然
ながら変身しても大苦戦を強いられていた。

 だからウルトラマンの光を受け継いだ直後の孤門にとってウル
トラマンの力を使いこなせるか未知数にも拘わらず、最強の敵と
戦う事になったのだから絶望的な旋律のFINAL FIGHTは見事にマッ
チすると思うしコレを聞くと流れた時のシーンが思い浮かぶから
不思議だ。

 ネクサスの劇伴担当は川井憲次でウルトラを担当するのは初め
てという事だが、だからこそ昭和の宮内国郎や冬木透に平成の矢
野立美や佐橋俊彦とも違う独特なものが多くネクサスならではの
雰囲気に見事にマッチしておりFINAL FIGHTはその代表曲ではな
いだろうか。

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