‘昭和は遠くなりにけり’を実感

 先日BSプレミアムで歌えるJ‐ポップ黄金のヒットパレード
決定版がOAされていたのをたまたま見たのだが、石川優子が
31年ぶりに出演して歌っていたりと妙に懐かしかった。

 そういえばBSプレミアムではこういったJ‐ポップ系の懐メロ
を番組を見るケースが多いし、かつてなかなか見られなかった
キャンティーズや山口百恵の伝説の解散&引退コンサートをOA
してくれるので嬉しいものがある。

 特にキャンディーズの後楽園球場での解散コンサートは後に
各地の劇場でフィルムコンサートとして流されていたわけで、
それだけTV番組としてまとめるのは大変だったという事になる
のだろう。

 そういえば昭和の時代にコチラではTV東京系がなかったので
大晦日にTV東京がOAする懐メロを行く年くる年が終わった後ぐ
らいのタイミングでOAされていたので、両親や祖父母達はコチ
ラの方を楽しみに見ており終わるのは明け方のため元日の起床
は昼前になっていたわけである。

 当時の感覚だと昭和50年代に美空ひばりや春日八郎らの歌を
流していたわけだから30年ほど前の歌という事になるのだが、
むしろ今の方が両親が見ていた年代の開きよりもあると実感し
たのだ。

 つまり2021年現在で今回流れていた昭和の歌を聴くというの
は70年代の歌になると30年以上前の歌になるわけで、両親達が
楽しんでいた懐メロの時代で行けば戦時中の歌を聴いている感
覚になる。

 現在は令和だから平成の30年間すらすっ飛ばしての懐メロに
なるのは、我々が子供の頃に戦前や戦中の流行歌を懐メロとし
て聴いている形になるのだから何とも不思議な感じだし改めて
歳を取ったなと思ってしまう。

 それでも5年程前に当時中3だった長男と友人達を山登りに連
れて行った時に、やたらと70年代の歌を歌っていたのを聞いて
‘なぜそんな歌を知っている’と思うのだが動画サイトなどで聴い
て覚えたとの事で何が流行るのか本当に分からない時代になっ
ている。

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