セブンが侵略者に操られてしまうダンカン編

 今から50年前の今日68年5月26日にOAされたウルトラセブン
34話・蒸発都市は泡状生命体・ダンカンが登場するのだが、ダンカ
ンそのものは決して強くはないものの都市の区画をまるごと蒸発さ
せて平野のど真ん中に移動させたりセブンを操ったりする。

 ダンカンらはビル街の一角をモロボシ・ダンやソガと共に蒸発さ
せ女霊媒師・ユタ花村を操って‘自らの住む星が宇宙乱流に見舞わ
れたため、これを避けるために一時的に地球に住みつく’というメッ
セージを送って来る。

 しかも蒸発都市への捜索や接近は自分達への侵略と見なすという
のだから交渉を引き受けたタケナカ参謀は慎重論だがダンとソガを
人質に取られたウルトラ警備隊員は穏やかではなく案の定、平野に
出現した蒸発都市を見つけるとアンヌとフルハシが侵入してしまい
ダンカンは催眠状態にしたダンを操りセブンに街を破壊させる。

 ここで問題になるのはセブンがダンカンから操られる事で、思い
起こされるのはウルトラマンとの違い。

 ウルトラマンのテレスドン編では地底人がウルトラマンの正体が
ハヤタという事を知っており科特隊員に化けた地底人が拉致し催眠
状態にして地底怪獣テレスドン同様、ウルトラマンを操り地上侵略
の尖兵にしようとしたのだがハヤタが催眠状態でもウルトラマンを
コントロールできずに全滅するという内容だった。

 ところがセブンの場合はダンが催眠状態にされ変身した後も敵の
コントロール下に置かれてしまい、街を破壊し始めるのだからウル
トラマンとの違いが分かるだろう。

 最終的にコントロールルームに侵入したフルハシが、ダンカンの
人間体を射殺し部屋の機器を破壊した事でセブンは正気を取り戻し
怪獣体になったダンカンをあっさり倒して解決する。

 セブンの弱点といえばガンダー偏で判明した寒さへの弱さがある
のだが、催眠状態で操られるという要素も判明したEPだった。

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