敢えて女王陛下の007後の順番を考えると

 BS‐TBSでOAされている007シリーズは先日ショーン・コネリー版
が終わり、ジョージ・レーゼンビー版である女王陛下の007がOAさ
れた。

 女王陛下の007はOPからして主題歌が流れずインストゥルメタル
のみで後にブルース・リーの死亡遊戯のOPをイメージさせる、歴代
の名場面が散りばめられた構成になるなど異色作だが何といっても
ボンドが結婚したものの直後に新妻が射殺されるという悲劇チック
な結末になる事。

 最初に見た時はショーン・コネリー版に慣れていた事もあり007
が妙に弱弱しかったりするので驚いたのだが、リアルに拘るとこう
いった形になるのだろうと思ったりする。

 最近は007シリーズの原作における知識も付いているので個人的に
後のシリーズの順番を考察してみた。

 映画版では次がショーン・コネリーが1回限りで復帰したダイヤ
モンドは永遠にで、復讐に燃えるボンドがブロフェルドを殺害する
という形にはなっているもののブロフェルド=スキンヘッドという
イメージがあるのに演じたチャールズ・グレイは髪があるので変装
の名人とはいえ違和感があった。

 やはりブロフェルドはスキンヘッドでなければという個人的な拘
りもあるので、女王陛下の007の後に2度死ぬを製作すればよかった
のではないかと思う。

 原作でも2度死ぬはボンドが新妻トレーシーを殺害されて落ち込
んでいるという設定だし、ドナルド・ブレザンスが演じるブロフェ
ルドの顔には右側に縦の傷跡がある一方でテリー・サラバスには顔
に傷がない。

 そしてユア・アイズ・オンリーの冒頭でボンドが墓参りをするし
車イスに乗ったブロフェルドをヘリで工場の煙突に落とすのだから、
これがブロフェルドに対する復讐の完結という形になるのではと思
う次第。

 つまり女王陛下の007~2度死ぬ~ユア・アイズ・オンリーという
順番でレーゼンビーに007を演じさせると、また違った007になるの
ではないかと思ったりする。

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