昭和の世界戦を思い出した井岡3度目の防衛戦


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20210902-0033

 昨日大田区総合体育館で行われたWBO:Sフライ級タイトル
マッチで王者の井岡一翔が、挑戦者のフランシスコ・ロドリゲ
スに3-0の判定勝ちで3度目の防衛に成功した。

 井岡にしてみると望むのはフランシスコ・エストラーダやロ
ーマン・ゴンサレスにシーサケット・ソウルンビチャイ、そし
てジョルウィン・アンカハスらとの統一戦なのでロドリゲスと
の対戦で躓くわけにはいかないという思いがあっただろう。

 だからこそ井岡には勝つのは当然ながら勝ち方が問われると
いう対戦になったのだが戦いには相性というのがあるし、タフ
でガンガン前に出て来るスタイルに井岡は手を焼いたともいえ
るわけで勝ってホッとしたというところだろう。

 さて今回の試合は昭和的な匂いがする感じだった。

 井岡は19年6月にアストン・パリクテとのWBO王座決定戦で
10RTKO勝ちしてタイトルを奪取すると大晦日に1位のジェイピ
エール・シントロン相手に初防衛に成功すると、昨年の大晦日
に田中恒成との防衛戦に今回のロドリゲス戦と全て指名試合的
な試合をこなしている。

 昭和の時代60年代までの世界王者はタイトルを奪取するとノ
ンタイトルで軽いランカーと戦い、防衛戦の相手は3位ぐらいま
で上がってないと選ばなかった。

 だからノンタイトルでは派手な倒し方をする王者が、タイトル
マッチだと勝ちに徹する試合をしても‘相手が強いから’という感
じで多くのファンは許容していたのを覚えている。

 一方レフェリー&ジャッジのオフィシャルは王者が国内で防衛
戦を行う場合の多くは開催国からレフェリー&ジャッジを出して
いたわけで、だから日本人世界王者は防衛戦を国内でほぼ戦うた
め日本人のレフェリー&ジャッジが裁くケースがほとんどだった。

 最近は今は亡き某一家のように世界ランク11位以下の挑戦者を
相手に防衛戦を行うケースが多々見られていたし、レフェリー&
ジャッジは中立国から選ばれるというのが定番になっている。

 それを考えると井岡の防衛戦相手やレフェリー&ジャッジ構成
は妙に懐かしかったわけで、これで3人のジャッジの採点が119ー
118×3のようだったらモロ昭和の世界戦だろうと思ったりした。

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