ネクサス最終回から15年経ち

 今から15年前の昨日05年6月25日にウルトラマンネクサスは
最終回を迎えたわけで、最近は動画サイトなどでもネクサスの
最終回などを気軽に見る事ができるのだが何度見ても‘これだけ
の内容をよくぞ1話の中に詰め込めたもの’と感心してしまう。

 本来ならネクサスは1年間かけてOAされる予定だったのだが、
土曜日の朝OAにも拘わらず深夜番組のような実験的な内容も取
り入れられているゆえに子供が見るには厳しい内容が多くキャラ
クターグッズの売れ行きもパッとしなかった事もあり1クールを
残して打ち切りになったのだ。

 これは千樹憐編になると影響が出始め2話にわたる内容だったバ
ンピーラ編が1話に短縮されたり、平木詩織隊員が主役の詩織ロス
トメモリーといったEX版が作られるのはその証だろう。

 基本的に平成に入ってからウルトラは3話構成の最終章が作られ
るパターンが定着しており、最終EPも本来なら3話構成だったのを
1話にまとめているようだ。

 確かに最終EPには西条凪と孤門一輝が初めてウルトラマンの光を
掴み、ウルトラマンとして変身し戦うシーンが描かれているので完
全版だったらどうなっていたのかと思ってしまう。

 結果的に最終EPの前半が凪編で後半が孤門編という事になるのだ
ろうが、見事にまとめてくれているのでメインライターの長谷川圭
一氏の能力の高さが窺える。

 真木俊一から始まり姫矢准に千樹憐へと引き継がれて来たウルト
ラマンの光が凪を経て孤門にまで受け継がれレーテの崩壊で人々の
心に新宿でのウルトラマンの勇姿が甦り、人々の声援を受けた事か
ら遂に孤門は完全体であるウルトラマンノアになれるわけで何度見
ても鳥肌モノだった。

 このように最初のOAの頃は評判が悪く視聴率的に低迷しても特に
ウルトラは終盤に盛り返すのだから見捨ててはいけないし、むしろ
前半が面白味のない展開だったからこそ後半の怒涛のカタルシスに
つながったのだろうと思うのだ。

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