ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
いくら政治力を駆使しても最後はボロが出る
亀田興毅 ボクシングの魅力語る「ハマると抜け出せなくなる」
早いもので4階級制覇を目指した亀田一家の長男がWBA:Sバンタム
級王者の河野公平に惨敗し引退を表明して1週間が経つのだが、改
めて感じるのがボクシングという競技は どうあがいても自力がなけ
れば最後は正体が曝け出されるという事。
どんなスーパースターでも拙戦は必ずあるし幸運な判定に助けら
れての勝ちもあるのだが、亀田の場合は試合を重ねる毎にそういう
試合の方が増えていったのだから目利きファンから実力を疑われる
ハメになった。
最高の勝ちといえるのは内藤大助に判定勝ちしたWBCフライ級タ
イトルマッチだが、これとて王者・内藤の衰えに乗じての挑戦と
見られ派手な日本タイトルマッチといったレベルにしか見えず
実際にポンサクレックとの初防衛戦では完敗している。
その後アンセルモ・モレノを政治力を駆使してスーパー王者に
棚上げして半年前まで引退していた1階級下の元世界王者に判定
勝ちして3階級制覇をしたものの、強敵との対戦を悉く避け続ける
マッチメイクは この頃になると普段ボクシングを見ない一般の
ファンにすら不信感を与える事になった。
実力的には世界王者に届くぐらいのレベルだったのを強敵を避け
続ける巧妙なマッチメイクで3階級制覇したのだが、勝ち続けると
更なる強敵と次々に対戦するハメになるのはボクシング界の掟で
政治力を駆使しても避ける事はできなかった。
そこで4階級制覇を狙う最終手段として確実に勝てそうな河野に
目をつけ執拗に追い回したものの、ダウンを奪われボディブロー
がローブローと判定されて3度も減点されるなど空辣な技術を満天
下に示す事になった。
つまり今の実力では世界王者になるのは無理という事での引退
表明だったわけで強敵と対戦してスキルアップし、改めて4階級
制覇を狙うという気などなかったといえる。
これではボクシングを金儲けの手段としか見てないと言われて
も当然だろうし、ファンの尊敬を受けるわけもない。
TVマネーを含めた政治力で世界のトップを目指しても本当の
実力がなければ最後はボロが出るというボクシング界の掟を
改めて実感した引退劇だった。
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偶然立ち寄ってみたのですが、かなり頻繁に更新されているようですね。いやいや、僕のような乱筆で筆不精な人間からすれば、頭が下がる思いです。
亀田家に関して言えば、僕は単純に批判出来るほどの卑しい存在では無いと思っています。確かに、清く正しく美しく強いボクサーではありませんが、彼らのおかげでどれほど日本の業界の現実が見れたか。
とにかく、こーじ様が宜しければその点も含めて、僕の拙いブログにご指導ご鞭撻お願いします。
では、失礼しました。
いらしゃいませ、初めまして。
亀田一家についてはブログに書いているように内藤戦あたりまでは私もそれなりに評価してましたけど、見放したのはポンサクレックに負けてから噛ませ犬相手のマッチメイクに拍車がかかり一線を越えた感じです。
ボクシングというのは指摘されるように清く正しい者ばかりではないというのは招致ですし、当初亀田一家に対してボクシング関係者達が そこまで批判をしなかったのは噛ませ犬相手のマッチメイクなど同じような事を行っていたからです。
例えばジョージ・フォアマンなどは基本的に勝てる相手としかやらないので有名でした。
それでも亀田家ほど批判を浴びなかったのは守るべき最低限の事例は守ってましたし、強敵相手に必ず戦って勝っていたというのがあります。
亀田長男が批判されるべきは負ける事へのイメージダウンを恐れるあまり、確実に勝てる相手としか戦わずに
持っている才能を錆び付かせたという事に尽きると思うのです。
ポンサクレックに負けた後に再戦してリベンジを挑むという姿勢が見られていれば、少なくともここまで定評かはされなかったのではないでしょうか。