トイレ掃除の‘伝統’健在なり

 小4の長男が学校の掃除でトイレ掃除をするようになった。

 先日‘お父さん、今日トイレ掃除で服が濡れた’と嬉しそうに報告したのを
聞いて‘ホースで水のかけ合いをしたんやろう’と言うと‘そうなんよ、今日は
ホースを使ったけん やりよるうちに水のかけ合いになった’と応えるではないか。

‘シャツが濡れるぐらい甘い甘い、オレらの頃はズブ濡れになりよったんぞ’と
言いながら心の中で‘伝統は生きているな’と思ってニヤリとした。

 そう、トイレ掃除の醍醐味は‘水遊び’とも思える水のかけ合いなのだ。

 私が小学校3年の時に鉄筋の新校舎になったのでトイレなども水洗で新しく
なった。
 そして4年から5年になると班ごとに交代でトイレ掃除の担当になり週に1度
ホースを使って水をまきデッキブラシでタイルの床をこするのだが、これが なか
なか楽しい。

 ホースの口を狭めて勢いよく発射するのでゴキブリなども水攻めすることが
できるし、実際にコレでゴキブリを殺したりしていた。
 また‘ウルトラ水流’‘水冷砲の術’と言ってウルトラマンや
レインボーマンの水の化身が両手を合わせて水を発射するマネをし悪ノリすると
‘死ね、ジャミラ!’
と言いながら友人にかけたりする。

 すると一気にハジけてジャミラ役の人間は仕上げ流しに用意していたバケツの
水をかけて反撃してくるのだが、ホースでかける場合は腕のみなど手加減している
のに対しバケツでかけるとトイレは狭いので逃げ場がないためホース担当の人間
の方がズブ濡れになるのだ。

 当然やられたホース担当は今度は容赦なくウルトラ水流を浴びせるわけで結局
掃除が終わると全員がズブ濡れになってしまい、帰りの会の時に先生から やか
ましく怒られるのが定番になっていた。

 だから今でも床磨きのクレンザーを見るとトイレ掃除を思い出すし、息子達も同じ
ような事をやっているのを聞いて妙に嬉しかったのだ。

 やはり こういう伝統は大事にしないと・・・・

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