ホークス交流戦優勝は あくまで通過点

ソフトバンク、２年ぶり制覇＝パが７年連続―交流戦(時事通信) - goo ニュース

　交流戦優勝マジック1となっていたホークスは今日ナゴヤドームでドラゴンズ
相手に5－3で勝ち、2年ぶり3回目の交流戦優勝を決めた。

　試合は1回と3回に内川のタイムリーで得点すると6回には連続押し出し死球
などで一挙に3点を挙げ5－0とリードし、ドラゴンズの反撃をグスマンと平田の
HR2本に抑え逃げ切ったのだ。
　
　この試合を含めて21試合で17勝2敗2分という素晴らしい成績だったのだが、
正直言ってメディアの‘交流戦優勝’という祝賀ムードに煽られたら困る。

‘交流戦優勝’などと言えば極端な話、残り3試合は消化試合になるわけだが、
消化試合モードで残り試合を戦って星を落とせば他の好調なパ・リーグのチーム
との差が縮まってしまう。

　なにせリーグ2位のファイターズは昨日と今日 甲子園で連敗したものの15勝
7敗と＋8で、交流戦に入って好調なバファローズも14勝6敗2分で交流戦2位
に浮上しているしライオンズも12勝9敗1分と しっかり貯金は作ってきている。

　交流戦は2連戦ベースのため初戦を逆転勝ちすると2試合目も勢いに乗って
連勝という事ができる反面、勝ちパターンを引っくり返されると一気に失速すると
いうリスクもある。

　実際にホークスは交流戦初戦のカープ戦で1－4から引き分けに持ち込んだ
試合で一気に波に乗った形だから、昨年のようにナゴヤドームでチェンと吉見
相手に連敗スタートだと乗り切れない可能性もあったのだからパ・リーグの球場
でのスタートだった事なども好成績の理由に挙げてもいいだろう。

　とはいえ大事なのは日本一。
　交流戦で優勝してもリーグ優勝できなければ何もならないし、リーグ優勝しても
昨年のように日本シリーズに出られなければ悔しいだけだ。

　だから‘交流戦優勝’という甘い言葉に煽られる事なくレギュラーシーズンでも
勝ち越しを1つづつ積み上げて欲しいものである。