松井氏がGM特別顧問に=1年通じマイナーを指導―米大リーグ・ヤンキース(時事通信) - goo ニュース
今日のニュースで松井秀喜がNYヤンキースのGM特別顧問に就任
したと報道されていた。
ブライアン・キャッシュマンGMを補佐するだけでなくマイナーリーグの
巡回打撃コーチなども兼ねるというものだから有能ではないと務ま
らないポストだし、いかに松井がヤンキースから評価されているか
という事が分かるので日本野球界としても誇らしい話だ。
これを残念がっているのは松井を客寄せパンダとしか考えてない
読売関係者と、話題づくりのネタを渇望しているスポーツ紙に一部
の狂信的なジャイアンツファンぐらいだろう。
GM補佐といえば大局的にチームを見る能力が求められるし、マイ
ナー巡回打撃コーチも兼ねれば現場の空気も吸う事ができる事を考え
ればヤンキースサイドは松井を将来の監督候補として認めているの
だろう。
ヤンキースのフロントは09年に松井がWシリーズMVPを獲得した
にも拘らずDH専門に難色を示すと自由契約にして移籍させて、現役
中は復帰させなかったのが引退後は一転GM特別顧問というポストに
就かせるなど適材適所を見抜く目は素晴らしく さすがは世界一の球団
である。
それを考えると12年暮れに引退表明すると、13年にヤンキースの
選手として契約し引退セレモニーを行なったのは こういう事を見越
してだったのかと思う。
それに引き換え日本では長嶋茂雄を担ぎ出して将来の監督就任と
いう流れを作り外堀を埋め、人間関係のしがらみでがんじがらめに
して断れないように持って行こうとしているようだが そこには松井
自身の監督としての適性など眼中になくあるのは話題性のみ。
しかも松井だけでなくFAでのMLB流出を恐れ1歳下の高橋由伸や、
阿部慎之介にも監督手形を保証する始末。
これらを比べれば聡明な松井が どちらを選ぶかは自明の理だろう。
心ある野球ファンは松井秀喜には旧態然とした企業が所持する
チームの監督より、本物のプロであるMLBのNo1チームの監督を
する姿を見たいと思っているはずなのだから。