南米選手権、日本は不参加=アルゼンチン了承、最終決定―サッカー(時事通信) - goo ニュース
サッカー協会が南米選手権の出場辞退を表明したというニュースが今日
流れた。
震災の影響でJリーグの日程調整が付かず海外組中心メンバーに変更した
ものの海外組の殆どの召集が厳しかったので断念したというもの。
当初は‘南米連盟の会長も各クラブに働きかけるから’という話で辞退という
姿勢を翻して参加の方向に向かっていたのだが、思ったよりも南米連盟に権限
が なかった事などが原因でヨーロッパでプレーしている選手達・特にドイツ組が
ダメだったのが致命的だったようだ。
とはいえ個人的には あらゆる手を使って参加できなかったものかと思う。
ご存知の通り南米選手権はW杯よりも伝統のある大会だけに少なくとも13年に
日本が参加するコンフェデレーションズカップよりも出場する南米の選手達のモチ
ベーションは高いはずで、モチベーションの高い南米の強豪と真剣勝負ができる
貴重な機会だ。
極端な事をいえば秋に始まるアジア3次予選よりもコチラを優先してもいいぐらい
だし、南米選手権を辞退するぐらいなら海外組を召集してのキリン杯も中止する
べきだろう。
90年代の後半からキリン杯や親善試合で来日する南米のチームは昨秋のアル
ゼンチンなど ごく一部を除いてベストメンバーとは程遠いチームを送り込むケース
が多々あるのだから、日本が今回B代表のようなチームを送り込んでも‘震災の
影響でベストメンバーを組めない’という大義名分が成り立つのにと思うのだ。
スポーツ紙などで今回召集要請したメンバーを見ると殆どがドイツなどの主要国
のレギュラーだから、彼らが召集できなくても海外でプレーしているものの まともに
試合に出られない選手や国内でも元代表で現在は控えに甘んじている選手達を
招集すれば人数は揃うだろう。
必ずベストメンバーを送り込まないといけないと いう事はないはずだし、むしろ
普段代表に入れない選手のモチベーション喚起になるのではないか。
‘いつ いかなる時でもベストメンバーを組まないといけない’ではなく‘こういう時
こそ普段代表になれない選手に国際経験を積ませる格好の機会‘という考えを
協会の上層部が持てないのかと大いに残念な気がする。