アルゼンチン敗退:やはりスター頼みでは優勝できない

サッカー=大敗喫したマラドーナ監督、「人生で最もつらい日」(トムソンロイター) - goo ニュース

 W杯も昨日でベスト4が出揃ったのだが注目していたのが昨夜行われた
アルゼンチン-ドイツ戦。

 スーパースターだったディエゴ・マラドーナ監督が率いていたアルゼンチン
がイングランドを4-1で粉砕したドイツ相手に どう戦うかというのが最大の
注目ポイントだったが、開始3分でドイツが先制すると後半に3点をたたみ
かけてドイツが4-0という予想外の圧勝で終わった。

 南米予選で苦戦していたアルゼンチンはチームの救世主としてマラドーナ
を監督に就任させ、何とか予選を突破したが監督の手腕自体は疑問視され
ていた。

 幸い本大会ではグループステージではナイジェリア・韓国・ギリシャという
楽な組だったし、決勝ラウンドに入っても初戦はメキシコと普通に戦えば
まず負けることのない相手ばかりだった。

 しかもエースのメッシをはじめテベスやイグアインといったスーパースター
3枚を前線に配置しているので攻撃力は素晴らしく、2試合目の韓国から
4点を奪うなど実力をいかんなく発揮していた。

 確かに この3人を中心に持てる力を100%発揮すれば優勝してもおかしく
ないが、問題はチームが苦境に陥った時のマラドーナ監督の手腕だった。
 だからドイツ戦は格好のサンプルだったしハッキリ言って勇み足としか思え
ない「マラドーナ名将論」を垂れ流すマスコミの目が正しいのか注目の一戦
だった。

 しかし予想通りというべきか具体的な戦術的修正はほとんどなく、メッシの
個人技頼みという分かりやすい手を打つだけで追加点を積み上げられて
惨敗となったのだ。

 マラドーナは現役時代「戦術はマラドーナ」と言われるぐらい
マラドーナの閃きで勝っていたのだが、現在のサッカーでは
そうはいかない。

 いくら現役時代スーパースターでも選手任せのみの戦い方しかできない
監督では、W杯で優勝するのは無理だという事を証明した意義深い一戦
だった事は間違いないだろう。

 そういえば4年前の日本も そういう要素がふんだんに
あったな・・・

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