電光超人グリッドマン初の前後編モノの意義は

 先週と今週BS⒒でOAされた電光超人グリッドマンは初の前後編
モノで、グリッドマンが毒煙怪獣・ベノラの毒ガス攻撃を受け中枢
神経を麻痺させる物質で過去に戦ってきた怪獣たちの幻覚に苦しめ
られる事になって初めて敗れるというEP。

 25話あたりになるとテコ入れとして主役が敗れるEPがあるわけ
で、そういった場合は前後編モノになるというのはウルトラマンか
らの伝統になっている。

 意外だったのは怪獣の出す毒ガスで過去に戦ってきた怪獣たちの
幻覚に苦しめられた末に敗れるという事で、幻覚により過去の怪獣
たちとの戦闘場面が見られるというメリットはあるものの今ひとつ
ピンと来なかった。

 そもそも敵のボスキャラ・カーンデジファーが怪獣を作らせてい
る藤堂武史はパソコンでの知識が凄いわけで、そうなればグリッド
マンに対するデータの収集も当然ながらやっているはずだからカー
ンデジファーからの命令か自らの意思でグリッドマンのこれまでの
戦いぶりを分析し弱点を見つけ出す事ぐらいできるだろう。

 つまりウルトラでいえばゴモラ編やキングジョー編にグドン&ツ
インテール編のような圧倒的な力を持つ敵相手よりも、ガッツ星人
編やナックル星人編のような主役のデータを収集し弱点を見つけ出
して倒す敵キャラの方がグリッドマンには最適ではないかと考える
のだ。

 もっとも今回のEPでは これまでのカーンデジファーの暗躍で被害
を受けた人々の話が語られているし、苦戦するグリッドマンの姿が
映像投影システム・デッドプロジェクターを通して現実世界に中継
されグリッドマンやカーンデジファーの存在が一般人にも認知され
るというターニングEPにもなっていた。

 そして大ピンチを救うのは一平が開発した新たなアシストウエポ
ンと、ゆかの癒しの心というヒーロー番組鉄板の要素という予定調
和も嬉しい。

 そういう意味でグリッドマン初の前後編モノの25&26話は今後の
流れを示唆するという重要なEPだったと思う。

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