ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
ボクシングはケンカではない!
昨夜行われたWBA世界Lフライ級タイトルマッチで初防衛に成功した亀田興毅はしっかりとした戦い方で完勝した。 私をはじめ心有るファンは亀田の昨日の戦いぶりを見て安心したのだが、どうやらこの戦い方に不満を漏らす輩がいるらしい。 というのも亀田の売りが‘浪速の闘拳’でケンカボクシング、KOが全てという分りやすさでだったのだ。 ところが昨日の試合は足を使った正統派スタイルで特に前半は慎重すぎるぐらいの戦い方だったので正面から倒すか倒されるかの打ち合いを期待していた輩には確かに‘面白みのない’試合だったようだ。 ただ考えて欲しいのは、そもそも格闘技であるボクシングも護身術の1つ。究極は1発も打たれずに倒すのが目的だ。 だから欧米ではアマチュアからキャリアをスタートさせ、戦いぶりをじっくり見てからプロデビューさせるのだ。だから基本的なディフェンスはアマ時代に基礎をしっかりやっているから打たせないボクシングができる。 ところが日本ではプロとアマのボクシングは根底から違うように捉えているので、まったくのド素人がジムで体を鍛えプロテストを受ける事になる。 つまり打たせずに打つというのはアマチュア臭いスタイルで、カネを払って見せるプロなら正面からのケンカまがいの打ち合いを見せる義務があると考えている者が多い。 一世を風靡したボクシングマンガ・あしたのジョーあたりがそのイメージに追い討ちをかけているのだ。 ただこういう考えは世界戦では通用しないため日本人ボクサーはKOの山を築くタイプよりも、ディフェンスマスターと呼ばれるタイプに苦杯を舐めるケースが多かった。 86年に全米で公開されたボクシング映画の‘ロッキー4’ を見た5階級制覇の名王者シュガー・レイ・レナードは「あれはボクシングではない、単なるケンカだ。ボクシングは打たせずに打つ芸術なのに、こんなのを本当のボクシングだと間違ったイメージを植え付けてもらっては困る」と怒って言ったそうである。 こういう話を聞くとケンカのような殴り合いに過ぎないロッキー4を「面白かった」という意見はあってもレナードのように反発する声は一切聞かなかったのが日本ボクシング界の現状だ。 実際初代世界チャンピオンだった白井義夫さんは打たせずに打つスタイルの持ち主だった。これを考えてもフィジカルコンタクトに弱点を持つ日本人ボクサーが正面からの打ち合いのみを前面に押し出したスタイルで戦うといい結果は期待できないという事が自ずと分かるはずなのだ。 だから亀田がケンカ殺法を捨てた事については大いに価値があるわけで、願わくば
ミーハーファンに打たせずに打つボクシングの真髄を知らしめて欲しいと思うのだが・・・・
国賊TV局が難色を示すのだろうな。
ハァ~
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全く違った話になってしまいますが、日本のキックボクシング(K-1含む)では「肘打ち禁止ルール」が主流ですよね。
あれって、肘は危険だから、みたいな理由を関係者は口にしますが、それは全然違って、本当の理由は「肘打ちによる出血でのレフェリーストップが実際は結構地味だから」ってことなんですよね。
つまり「プロは命を賭けてナンボ」と言う認識がファンも格闘技関係者も共通して持っている。しかもテレビもそれを煽っている!
K-1の谷川プロデューサーも「派手なKOにはボーナスを払っている」などと公言しているし・・・
ここで俺は敢えて当然のことを声を大にして言いたいと思います。
「人の命を商品にするのはもうやめろ!!!」
「人の命を商品にするのはもうやめろ!!!」
というのに同意しますよ。
格闘技が分りやすさを求めてドンドン暴走しているとしか思えませんね。しかもそれを煽るTV局に煽られるファン
最悪の三角形です。
しかしランダエタも策がなさすぎましたね~
辰吉には程遠いですが、一般の普段ボクシングをよく知らない人まで巻き込んでくれたのは、悪い事もありますが、亀田の貢献度は高いのではと思います。
確かにランダエダはカウンターパンチャーですから、ああいうボクシングをされると厳しいか?大橋も動き回られるとどうしようもなかった事がありましたね。
亀田が今回のような戦い方をスタンダードにすればかなりファンの目も覚めるでしょう。
打ち合いになれば川嶋か?と新聞に書いてましたが、結果はふたを開けてみないとわかりませんよね!
では今年一年お世話になりました。来年も変わらぬお付き合いよろしくお願い致します。
多分自分がこの返信を見るのは、1月4日になると思いますので、川嶋戦は結果出た後になってしまいます。
まず勝ち目はないと思います、ミハレスにアウトボクシングを許すと捉えきれないでしょう。
それよりもバレロを見れるのが楽しみです。
こちらこそお世話になりました、来年もよろしくお願いします。