‘きみにも見えるウルトラの星’って・・・・

 今日OAされたウルトラマンエース30話のサブタイトルが‘きみにも見える
ウルトラの星’

 前作の帰ってきたウルトラマンの主題歌の最初に流れる最もインパクトの
強いフレーズで、まさかこれをサブタイトルに持ってくるとは思わなかったし この
サブタイトルを見た時点でエースが単なる子供向けに成り下がったという感じが
してならない。

 月に帰った南夕子の代わりにウルトラ6番目の弟と自称し‘ウルトラの星が見え
る’と言う少年・梅津ダンが登場し始めた。

 今回のダン少年は作中で同級生の女の子が持っていた母親の形見の自転車
を超獣が出現する中で取りに行った時にウルトラの星が見えたので過信し、
今度は‘超獣の爪を取りに行く’と友達に宣言して例の自転車を借りて行くものの
今度はウルトラの星は見えずに酷い目に遭うというもの。

 これって帰ってきたウルトラマンの2話でウルトラマンの能力を得た郷秀樹が
その力を過信してウルトラマンになろうとしたものの、自分の意思では変身でき
ずに謹慎を食い‘人としてギリギリまで頑張った時に初めて変身できる’という事を
学ぶEPがあったのだが、今回のダン少年の行動パターンは まさしくそれ。

 ダン少年は北斗星司と心を通わせる少年という設定になるのだが、ハッキリ
言って ここまで見ていると単なる超獣キチガイの少年という感じで当時リアル
タイムで見ていた我々にとっても鬱陶しい存在でしかなかった。

 やはり急激な路線変更の弊害がモロに出ている形だろう。

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
いや~もう (柴田真紀)
2011-07-11 03:05:41
 ミラーキックが出た後の、ミラクルキックを知っている人間にはなんとも……(苦笑)

 だから、こんなことばっかりやっていたから、ヒーロー物は、アニメに劣ってしまったんだと……
 「劣る」、についてのとらえ方は、人それぞれですが、宮崎駿氏の現在の評価のされ方と、円谷英二氏以降、特撮部門で名を馳せた人がいないことを鑑みればわかることで。
 
 
 
当時の制作サイド (kazuki)
2011-07-11 10:39:01
は子供を出せば同年代の子供達が喜ぶ、って本気で思ってたんですかねぇ?
むしろ「コイツ」が出たら観る気無くなる、ってのがほとんどだったような…
共感出来たのはあの「怪獣使いと少年」くらいかも(俺が子供らしくないだけ?笑)
ゲストならともかく、レギュラーだと尚更ですねぇ…(>_<)
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2011-07-11 17:13:23
>柴田真紀様
 ミラーキックとミラクルキックの違い・・・ホントに分かりませんでした。
 あの頃から制作サイドは迷走が始まっていた感じですよね。

 まぁアニメについては野長瀬監督が‘特撮がアニメに勝つのは厳しい’的な事を20年程前に語ってましたけど・・・・

>Kazuki様
 まぁホシノ君と次郎君の成功例が頭にあったのでしょうか。
 それについては後日詳しく扱いますので楽しみにしてください。
 
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