帰ってきたウルトラマン26話・怪奇!殺人甲虫事件

 今から50年前の今日10月1日にOAされたのが帰ってきたウルトラ
マン26話・ノコギリン編で、レーザー光線を発射するクワガタ状の
宇宙昆虫ノコギリンが登場する。

 前半は隕石と共に地球にやって来たノコギリンが昆虫サイズで特
定の口紅に含まれる成分を好んで取り付いて来るし、モーター音を
敵の攻撃と特定して角から発射するレーザーで消滅させる特徴があ
るため人間蒸発事件という雰囲気だ。

 そして後半になるとMATのスペースレーザーを受けてエネルギー
にしてしまい、巨大化して東京タワーを破壊するなどの強さを見せ
るなどメリハリの効いた作品になっているし脚本を担当した上原正
三は怪奇大作戦のメインライターだっただけに前半などそういった
雰囲気だ。

 そういえば上原正三は2つ前のEPであるキングストロン編で少年が
マンションの自宅の壁にイメージして作った怪獣キングストロンを
MATの隊員達がレーザーで攻撃するものの、これを少年が作った甲
羅で跳ね返すだけでなく吸収し巨大化し始めるなど裏目に出ている。

 またグドン&ツインテール編でも冒頭工事現場で次郎達が発見し
た岩石と勘違いしたツインテールの卵を調査に来た岸田がMATシュ
ートのレーザーで焼いたため、この影響から卵が巨大化してしまう
という事があった。

 ちなみに光線を浴びて巨大化というのはウルトラマンのグリーン
モンス編で等身大の食肉植物ミロガンダをハヤタがスーパーガンを
浴びせて撃退するものの、そのエネルギーを吸収し巨大化してグリ
ーンモンスとなり丸の内に出現する事になったのが元祖か。

 空想特撮世界では放射能を浴びると巨大化という法則があったが、
ウルトラではレーザーを浴びると巨大化するという法則があるよう
だと思ったりする。

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