ウルトラマンメビウス43話・脅威のメビウスキラー

　先日も書いたがメビウスキラーの元ネタはウルトラマン
エースに登場したエースキラーだった。
　エースキラーはかつてゴルゴダ星で捕らえたウルトラ4
兄弟の武器をコピーしてエースと戦ったが、今回は先週
ガディバを使ってメビウスの能力をコピーしエースキラーに
取り込む事でメビウスキラーとしてバージョンアップさせ
ている。
　先週から最終回までの9話を使って一大ストーリーを作り
上げると思われるので冒頭のミライとジングウジアヤの長閑
なデートの時間も取ることができた。
　これからシリアスなシーンが続出すると思われるので、つ
かの間の微笑ましいシーンだと思われる。
　ただこの2人のデートもヤプールの陰謀の序章となっている。
　２人が基地から離れた隙に問題の時空波が観測されるので
罠と薄々知りつつも‘虎穴に入らずんば虎子を得ず’の心境で
GUYSはこれを叩くためにフェニックスネストで出動。ただし
ミライとの交信は途絶えているためGUYSとメビウスが分断され
ているという狡猾な作戦だ。
　それだけGUYSの戦力をヤプールも認めているのだろう、GUYS
の援護無しでメビウスキラーを倒したものの代償としてかなりの
ダメージを負う。
　そして次元の裂け目にミライとアヤだけでなくゴシップ記者の
ヒルカワまでを落とし込むというのが次回への伏線だろう。
　因みにこの回で判明したのが劇場版に出て来たジングウジアヤ
がタケナカ総議長の孫娘だった事や、劇場版の事件がしっかりと
TV版のエピソードにもつながっているという事。
劇場版がいわゆる外伝ではないのがある意味嬉しい。
　すごいなと思うのがヒルカワの存在で1話限りのキャラかと思っ
たが人間の負の部分を持った男でヤプールなどに利用されそうだ。
そういう意味でミライやアヤと共に次元の裂け目に落ちたヒルカワ
をヤプールがどう利用するのかも楽しみになってきた。