ウルトラQ:モングラー編の魅力

 BSプレミアムで3月29日からOAされているウルトラQ4Kリマス
ター版は、昨日が8話のモングラー編・甘い蜜の恐怖だった。

 伊佐山農業試験場の木村重夫がローヤルゼリー数百倍の効力を
持つ高性能栄養剤・ハニーぜリオンを開発するのだが、これは副
作用で生物を巨大化させてしまうという危険性を持っていた。

 ところが木村の同僚で成功を妬む伊丹一郎が故意にモグラをハ
ニーぜリオンを作り出す地蜂の巣に侵入させ、副作用からモグラ
は巨大化して怪獣モングラーとなってしまうという展開で最後は
戦車隊に迎撃されたモングラーが砲撃を受け地底に潜ったところ
富士火山帯の火山地層に激突し倒されるという展開。

 制作初期の作品で脚本が金城哲夫、監督は本多猪四郎の助監督
を務めていた梶田興治作品の最終作というもの。

 ゲストとして木村研究員をハヤタこと黒部進、ヒロインの長谷川
愛子を怪獣大戦争のヒロイン沢井桂子、伊丹研究員をセブンでスペ
ル星人の人間体を演じた岩下浩で長谷川所長をゴジラ対ガイガンの
防衛本部司令の清水元など豪華版だ。

 対モングラーの砲撃シーンは空の大怪獣ラドンや地球防衛軍のラ
イブフィルムを使用しているだけでなくラストの地面陥没シーンは
地球防衛軍、火山の噴火シーンはラドンの阿蘇噴火シーンを使用し
ているなど映像的にも豪華だ。

 しかもぺギラを追い払うペギミンHやパゴスを粉砕するネオニュー
トロンにケムール人を倒したXチャンネル光波などの超兵器なしで、
戦車隊の一斉射撃で片が付いているという今となっては珍しい決着
になっている。

 だからかウルトラQが最初にビデオ化された時の1巻に甘い蜜の恐
怖が1/8計画と共に収録されているのを見ると、本来なら人気怪獣で
あるぺギラやガラモンにケムール人などが登場するEPを差し置いて
モングラー編が真っ先にビデオ化されたのかと思ってしまう。

 

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