東北地区のレベルアップを実感するMLBオールスター


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/sports/hochi-20210705-OHT1T51024

 いささか旧聞ではあるが日本時間の7月14日にデンバーのクァー
ズフィールドで行われる今年のMLBオールスターゲームに、二刀流
で売り出し中の大谷翔平だけでなくシアトルの菊池雄星とサンディ
エゴのダルビッシュ有の3人が選出された。

 残念ながらダルビッシュは腰のコンディション不良で出場辞退す
るとの事だがMLBでプレーする750人の中から3人も選出されるわけ
で、これだけでも凄いと思うし考えて見ると菊池と大谷は花巻東で
ダルビッシュは東北と全て東北地区の高校を出た選手の出場という
事に注目したい。

 昭和から20世紀までの時代に東北や北海道地区の高校は甲子園に
出場しても成績的にはパッとしないケースが多く、雪国のハンデな
どと理由づけられていた。

 ところが今回の菊池&大谷が出た花巻東は09年春に菊池の活躍で
春準優勝&夏ベスト4という活躍をしてから一気に強豪校の仲間入
りを果たしており、今や初戦で敗れる方がニュースになるほど成
長したチームであろう。

 その花巻東に一昨年県の決勝で敗れただけでなく登板せずに物議
を醸した大船渡の佐々木朗希といい、ここのところ岩手を含めた東
北地区からはスケールの大きな選手が育っているのが分かる。

 佐々木を育てた大船渡の国保陽平監督は佐々木のワンマンチーム
になる事を良しとせず、佐々木抜きでも勝てるチームを作り上げて
いたと思う。

 こうしてみると東北地区は北海道などと同様に長らく甲子園で勝
てなかったため、伝統校では受け入れられないような新しいコーチ
ング理論をどんどん取り入れていた事がスケールの大きな選手を育
て上げていけたのではないだろうか。

 今は情報化時代なので野球で言えばMLBなどの理論も入手する事
は可能なので指導者達にその気があればいくらでも新しい理論にチ
ャレンジできるし、
伝統も大事だが伝統に固執するだけでなく新し
い理論を頭ごなしに否定する事なく柔軟な発想で受け入れる事がレ
ベルアップへの道ではないかと思うのだ。

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