イズマエルはジャンボキングやタイラントらの伝統を順守

　ウルトラマンネクサスEP35のラストでウルトラマンとナイト
レーダーが見事な連携でメガフラシとガルベロスを倒すのだが、
両ビーストの死体はアンノンウンハンドに取り込まれイズマエ
ルになるわけだ。

　つまりビーストのラスボス・イズマエルはこれまでウルトラ
マンやナイトレーダーから倒されたビースト達12体が合体して
誕生するのだが、各ビースト達の攻撃能力を持つわけで正しく
最強の敵という形でラスボスに相応しいものだ。

　歴代の合成怪獣といえばウルトラマンAの最終回に登場した
ジャンボキングと、タロウの正月編に登場したタイラントが思
い浮かぶ。

　ジャンボキングはマザリュース・ユニタング・カウラ・マザロン
人の合成で、大気を浮遊している超獣の分子をヤプールの残党が
一ヵ所に集めたという事になっておりネクサスのイズマエルと同
じ理屈になっている。

　対ジャンボキング戦がスタートした時は明らかに昼間だったのが
最後にメタリウム光線&ウルトラギロチンのコンビネーションで倒
した時には夕陽の中と、相当な長時間の戦いになっていたようで
（3分しか戦えないのではというツッコミはなし）ラスボスなだけ
に相当な強敵だったようだ。

　またタイラントはシーゴラス・イカルス星人・ハンザギラン・
ベムスター・バラバ・レッドキング・キングクラブの体の部位を
使って合成されており海王星でゾフィを天王星でウルトラマン、
土星でセブン、木星で帰ってきたウルトラマン、火星でエースを
倒して地球に来襲しているのだからムチャクチャ強かった。

　ただし両者は1話のみの登場で倒されているので惜しいのだが、
ネクサスのイズマエルも然りで合成怪獣は強いけど1話で倒される
というジンクスがあるのだろうか。