地球の環境は異星人には過酷

 ウルトラセブン最終EPはセブンが歴戦のダメージでボロボロに
なっておりパンドンとの戦いでエメリウム光線は途中で止まり、
アイスラッガーを使おうにも叩き落されるがアンヌ隊員搭乗のホ
ーク3号の援護でパンドンの気が逸れたところにアイスラッガー
を拾って腕と足を切断する。

 この時に思ったのは‘ウルトラマンなら切断技は八つ裂き光輪で
エネルギーを使用するからセブンはアイスラッガーが光エネルギ
ーでなくて良かったな’と子供心に思ったが、ウルトラマンはカラ
ータイマーが鳴り始める前に戦いを終わらせていたのに対しセブ
ンはキングジョー戦などのように長時間戦うケースがあったので
ダメージが溜まってボロボロになるのかと考えたのだ。

 考えてみれば帰ってきたウルトラマン以降のウルトラ兄弟は、
セブンのように最終回に歴戦のダメージでボロボロになるという
描写はなかった。

 この一件で分かるのは地球での活動は太陽エネルギーの吸収に
限りがあるからか長く戦う事はダメージを蓄積して行く事になる
のだろうし、その影響を最も体現したのがセブンだと思うので以
後のウルトラ戦士はカラータイマー点滅時の間に戦いを終えてい
たのだろう。

 これ最終EPで登場するセブン上司が‘これ以上地球に留まる事は
非常に危険だ’とダンに語ったように、地球という環境はウルトラ
戦士の体には過酷なものなのだろう。

 ウルトラマンの場合はゼットンに敗れたからこそ命を2つ持って
来たゾフィの言う事を聞いたとも言えるのだろうが、セブンの場
合は上司の勧めであっていう事を聞くか聞かないかは本人次第と
いう事になる。

 70年にOAされたイギリス製作の謎の円盤UFOでは地球にやって
来るUFOは地球の大気の中で過ごせる時間は限りがあり、それを
過ぎると爆発してしまうという設定があった。

 つまり洋の東西を問わず地球の環境は、言星人にとって過酷だ
という事が分かるのだ。

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