溝呂木と憐の接点

 短縮版になっているウルトラマンネクサスのEP32で最も短縮版
にした影響が見られるのは、ジュネッスブルーが溝呂木のダーク・
メフィストもろともツヴァイをアローレイシュトロームで倒す場面
だろう。

 ツヴァイを後ろから羽交い絞めして自分もろとも撃つ事を促すわ
けだが、当然ながら躊躇する憐に向かって‘何をしている、それが
光を得たお前の役目だ’と促すシーンは溝呂木最後の見せ場でもあ
るわけだ。

 また溝呂木が凪に抱かれて息を引き取る場面でも憐は木の陰から
万感の思いのこもった目で、溝呂木の最期を見つめていたのも然り。

 こういったシーンは溝呂木と憐が顔見知りでなければ成立しない
わけだし、あそこまで憐が躊躇うのは溝呂木がいいヤツだといった
認識がないと成立しないのではないか。

 ご存知のように溝呂木は姫矢編ではダーク・メフィストに変身す
るだけでなく斎田リコを殺害してダーク・ファウストにしたり、山
邑一家をノスフェルを使って襲撃し孤門を徹底的に追い詰めるなど
悪の限りを尽くす完全にラスボス的な立ち位置だった。

 終焉の地で姫矢ジュネッスを追い詰め光エネルギーを吸収しよう
として失敗しただけでなく、ジュネッスパンチで光の粒子になって
消滅し憐編では記憶喪失の状態で現れホワイトスイーパーに確保さ
れてTLT本部に幽閉されていたのを記憶を取り戻して瑞生を人質
に取って脱走する。

 こうしてみると溝呂木と憐の接点は全くないし孤門にしてみると
恋人の命を奪った仇なので決していいようには語らないだろうから、
仮にカットされた部分があったとしたら人質になった瑞生を助けよ
うとして溝呂木と接触した時に瑞生の説得を受けて翻意したという
事になるのではないか。

 例えば孤門ジュネッスがダーク・メフィストを羽交い絞めにした
姫矢ジュネッスから‘オレもろとも撃て’と言われて躊躇して・・・と
いうパターンならよくあるのだが、今回のように以前は敵だった者
から‘オレもろとも撃て’というのは珍しいので全容が見られない
のは改めて大いに残念だと思う。

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