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こーじ苑
上原浩治が 勝てない理由
ジャイアンツの上原浩治が、先日4試合目の登板でも勝てず
3敗目を喫した。
昨年は故障で出遅れてクローザーになっていたが、今年は例の
大型補強でマーク・クルーンを獲得したため先発に戻っていた。
昨年は06年にクローザーを担当した高橋尚成が14勝4敗と、好
成績を残した柳の下のドジョウを狙ったのか上原の先発転向は
好成績を残すと期待されていた。
ところが、やはり柳の下にドジョウは
いなかった。
開幕投手を予想されていたのだが、2カード目に昨年の CSで
苦杯を舐めたドラゴンズと対戦するため開幕シリーズを回避し満を
持して登板したものの序盤のリードを追い付かれたあげく、9回に
中村から決勝HRを打たれて負け投手。
これでケチが付いたのか、ここまで勝ち星なしの3敗。
ただし私に言わせると上原には同情の
余地が大いにある。
まず昨年チーム事情からクローザーを担当した事。
クローザーというのは短距離ランナー、だから昨年は短距離ラン
ナーの体を作り上げている。
ところが先発というのは長距離ランナーだから、持久系の体に作り
変える必要がある。
少なくとも上原に限れば4月一杯は、メジャー並みの100球ほどで
交代させるぐらいの配慮が必要なのに ここ2回の登板は中5日と
中4日。
いくらチームが負け越しているとはいえ、5月にもなっていない
時期にやるべき事ではない!
つまり首脳陣の焦りが悪循環を呼んで
いるのだ。
そもそも上原は入団以来04年までは00年を除いて毎年10勝以上を
挙げ最多勝と最優秀防御率を2回、最高勝率を3回獲得している素晴
らしい投手だ。
ところが入団前に憧れていたMLBへのポスティングでの移籍が不可能
になった05年から成績が下降線を描いているのだ。
いわゆるモチベーションの喪失である。
だからこそ今シーズン始まって間もないというのに、オフの移籍を
決断する記者会見まで開いている。
悪名高い東京ドームの人工芝は、高橋由伸や二岡智宏ら中心選手
達の下半身を蝕んでいるので、もとはと言えば上原の下半身の故障
渦も東京ドームの人工芝によるものだ。
またMLBなら今年のジャイアンツのような、バカげた投手起用はしない。
結果的に04年のオフに上原をMLBへ移籍させる英断を下していれば、
上原だけでなくジャイアンツにとっても幸せだったのではないかと思って
しまう。
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まぁ、了見が狭いと言われるのはわかっていますよ。
実は06年のWBCでは、先発として松坂以上の評価を
受けていたのですよ。
それはピッチングのテンポのよさです。
一番の上原のウィークポイントは、下半身の故障。
下半身を鍛えるのに走り込みをしないといけないのに、人工芝でしか走れないのがジャイアンツの現状です。
だからMLBに行けば走り込みを中心とした調整ができるようになるという事。
一方でクローザーは一発を食わない事が重要ですが
上原のポリシーは‘ホームランを打たれてもソロならOK'ですから、そういう投球が体に染み付いているので
‘今年クローザーを続けていたら打たれたかも’と思うのですよ。
それと何よりも上原は、気持ちで投げるタイプですので、メジャーに行けなくなった05年以降成績を落としているのが引っかかるのです。
チャンスがないんだね
きっと。
上原といい、李といい不調の選手をファームに落とすという荒療治をようやくできるようになりましたね。
でも他の投手で真田や久保などどうしたのでしょうか?