日本版クオリティスタートは

 最近違和感があるのは細かすぎる球数制限とクオリティスタート。

 解説者達曰く‘100球を越えたから云々’や‘6回を○点で抑えた
ので合格‘などなどだ。

 MLBでは‘6回を120球以内で収め3失点までなら合格’という
価値観があってクオリティスタートと呼んでいるのは年間162試合を
中4日で5人の投手を回して戦い、サヨナラ負けしそうな場面でなけ
れば失点と引き換えにアウトカウントを稼ぐスタイルでの戦いだ。

 だからノーアウト2塁だと内野ゴロ2つで1点を取られるのを覚悟
する必要があるので失点する確率も高い。

 それに対して日本では144試合を中6日で6人の投手を回し、早い
回からでも前進守備を敷くなど なるべく失点を避けようとするのが
特徴だ。

 だからMLBのクオリティスタートをそのまま日本に持ち込むのは
賢明ではないだろう。
 
 MLBの先発投手が年間162試合を中4日で回すと32試合に先発
する事になり全試合クオリティスタートだと投げると年間で投げる
イニングは192回。

 日本は年間144試合を中6日で回すと24試合になるのでMLB
基準の192回を投げるなら1回の先発で8回を投げる必要がある。

 球数でいえば1試合平均120球以内ならMLBでは年間3840球
だから日本では160球になるわけで、MLBの投手達の方が投げる
イニングや球数が多い事が分かるだろう。

 それを考慮すれば3失点なら7回までか、6回までなら2失点で
球数は140球以内というのが日本的クオリティスタートの落とし
どころだろうか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ウルトラマン... レオ‘伝説のジ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。