ようやく決まったLフライ級統一戦に思う事


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20220914-0156

 11月1日に さいたまスーパーアリーナでWBA&WBC:Lフライ級
タイトル統一戦・京口紘人ー寺地拳四朗が行われる事が今日発表
された。

 WBO:Lフライ級タイトルマッチ:ジョナサン・ゴンサレスー2
位:岩田翔吉戦もダブルタイトルマッチとして行われるらしい。

 最近のボクシング界は井上尚弥や村田諒太に井岡一翔のビッグ
3以外のボクサーは影が薄くTV局が低迷しているからか、上記し
た3人以外単独での世界戦は見逃される可能性が高く さいたまス
ーパーアリーナのような大きな会場で3人が出場ない興行は珍し
いと思うのだ。

 ただ3人が登場しない大きな会場の試合として京口ー寺地戦は、
第1候補だっただけにファン待望のカードではある。

 以前から記していたように今やLフライ級やミニマム級タイト
ルは単独ではTV中継付きのメインを張れる興業が成り立たなく
なっている事実があり、具志堅用高の13連続防衛をしても世間
一般的には注目されなくなってきた。

 だからチャンピオンベルトを保持し1日でも長く無名相手でも
防衛を続けていれば儲かるという発想は21世紀=令和の時代に
は通じなくなっていたにも拘わらず、一部の大手ジム会長を除き
未だに‘具志堅の記録云々’に拘る会長がいるのも事実で完全に最
近の潮流からは置いて行かれていたわけだ。

 そうなるとファンの見たい魅力的なカードを提供するしかなく、
特に日本が一番儲かるLフライ級以下のタイトルの場合は他団体
王者との統一戦が最も手っ取り早いカードだろう。

 ところが寺地拳四朗が国内では最も長く防衛を続けていたため、
統一戦に敗れる事は連続防衛記録のストップを意味するので寺地
陣営が消極的だったのだろうが皮肉にも昨年9月に矢吹正道に敗
れて連続防衛記録が止まったから成立した統一戦ではないかと思
ったりする。

 思えば前回の日本人王者同士の統一戦はミニマム級の井岡一翔
ー八重樫東戦だったが、八重樫は前年の10月にタイトルを奪取し
たばかりで大橋ジムサイドに‘1度でも長く防衛して’などという考
えがあれば成立しなかった統一戦。

 それを考えると最早‘カマセ犬挑戦者を呼んで1度でも長くタイ
トルを保持する’という考えが、ボクシング界にとって百害あって
一利なしという事になるのではないか。

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