バルセロナも盛者必衰の定めから逃れられない?

バイエルン、バルサに先勝=4ゴールで完勝―サッカー欧州CL準決勝(時事通信) - goo ニュース

 日本時間の今朝ミュンヘンで行われたサッカーのヨーロッパチャンピオンズ
リーグのSファイナル1stレグはホームのバイエルン・ミュンヘンがバルセロナ
4-0で快勝し2年連続のファイナル進出に大きく前進した。


 バイエルンは中盤だけでなく前線からも激しくプレッシャーをかけバルセロナ
攻撃を封じて25分に先制すると、後半にも3点を加えての完勝だった。


 最近のバルセロナが敗れるパターンはボールをキープして攻め続けるものの
ゴールできずに時間が過ぎ、焦ったところに相手の乾坤一擲のカウンターを
食って失点してというイメージしか沸かなかったのでバイエルンの前線からの
プレッシャーを受けてシュート数も4-13というのは驚くべき結果だ。

 メッシだけでなくシャビやイニエスタにプジョルといったスーパースター達が
華麗なパスワークで相手を翻弄して崩していくバルセロナのスタイルは
最近の
サッカー界では目標になっていた。


 とはいえ年月を経ると選手達の衰えが出るのは世の常で、ましてや昨今の
ヨーロッパサッカーは過密日程が当たり前になっているので選手達の疲労度たる
や尋常ではないだろうから全盛の頃に比べればバルセロナにも綻びは
見えて
いたし実際 昨シーズンはレアル・マドリードにリーグ優勝をさらわれて
いる。

 今シーズンのリーガはレアルの不振からバルセロナの独走状態になっていたし
レアル以外のチームも互いに潰し合うので優勝は ほぼ確実で依然‘バルサ強し’
のイメージが残っていた。


 ところがチャンピオンズリーグではベスト16でミラン相手にアウェーで0-2と
敗れホームで4-0で勝ったものの冷や汗をかく展開での勝ち上がりだったし、
ベスト8でもパリ・サンジェルマンにアウェー2-2・ホーム1-1の引き分けで
アウェーゴールルールでのベスト4進出だったのだ。

 対するバイエルンは先日早々とリーグ優勝を決めているし、ベスト8でも
ユベントスに連勝しての勝ち上がりだったので勢いはバイエルンとは思って
いたが ここまで差が付くとは予想外だ。

 それを考えるとバルセロナほどのチームでも必ず衰えるという盛者必衰の
掟から逃れられない事を痛感させたバイエルン戦だった。

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