光線技や切断技が多彩なウルトラマンAだけに

 ウルトラマンZの19話にウルトラマンAが客演していたのだが、
考えてみるとエースの客演というのは意外に珍しいだろう。

 ウルトラ兄弟の客演といえば帰ってきたウルトラマンの18話で
ベムスターに敗れたウルトラマンにセブンがウルトラブレスレッ
トを届けたのが最初で、それから何といっても
初代ウルトラマン
とセブンが処刑寸前の帰ってきたウルトラマンを救出に来たシー
ンが最もインパクトが強い。

 とりあえず第1期のウルトラマンとセブンは全く別世界の物語
だったのが帰ってきたウルトラマンの途中から、ウルトラ兄弟と
いう設定が正式に決まりエースからは兄弟がエースのピンチに駆
け付けるという形の客演が目立った。

 続くタロウではタロウがウルトラの父と母の実子という設定に
なったからかウルトラの父や母が登場する一方、ウルトラ兄弟は
5兄弟として登場するシーンが多く単独ではゾフィとセブンに帰っ
てきたウルトラマンが1回づつという形になっている。

 レオになるとセブンことモロボシ・ダンが師匠という形になる
ので兄弟の客演は一気に減りババルウ星人編でウルトラ兄弟が、
アシュラン編で郷秀樹=帰ってきたウルトラマンが登場したのが
目に付いたぐらい。

 平成になるとウルトラはM78シリーズと一線を画していたので
客演はメビウスまで待たないといけなかったが、メビウスでは劇
場版以外ではルナチクス戦にエースが登場するのが初の単独客演
という事になるようだ。

 エースといえば多彩な切断技が特徴でウルトラマンの八つ裂き
光輪やセブンのアイスラッガーなどウルトラヒーロー1体に1種類
が基本だったのが、エースではウルトラギロチン・バーチカルギロ
チン・サーキュラーギロチン・マルチギロチンに八つ裂き光輪や
刀のエースブレードと多い。

 ただし最近の放送コードでは切断技は難しいので平成セブンでは
アイスラッガーも命中すると爆発するようになっていたわけで決め
技がワイドショットになるなど影響が出ている中で、エースはメタ
リウム光線やパンチレーザーにタイマーショット・フラッシュ光線
・アロー光線などの多彩な光線技を見せていた。

 こうしてみると多彩な光線技や切断技を持つゆえに1体の敵では
技を持て余して魅力を発揮しづらいというのが、あまり単独客演が
なかった理由かもしれない。

 

 

 

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