柊 准将は決して悪人ではないが・・・・

 ウルトラマンガイアの命すむ星ではタカ派の柊准将と風水師の黒田恵が
神社で話をするシーンが出てくる。
 自らの部下達を怪獣との戦いで戦死させてしまった柊にとって怪獣という
のは憎むべき敵で、人類の脅威だと考えていた。

 その柊を見て恵は‘愛するものを守りたい、ただそれだけの為に戦える
優しい人だが見ている世界が狭すぎる’ と感じるのだった。

 こうしてみると柊は決して悪い男ではなく、むしろヒーロー的なタイプだ。

 ただし単純に物事を見てしまう傾向があるので地底貫通弾の時のように
取り返しのつかない過ちを犯す傾向がある。
 藤宮から地底貫通弾の間違いを指摘されても発射を強行したのが
いい例だ。

 その目を覚ましたのは地底貫通弾で死んだティグリスの同類で、ブリッツ
ブロッツの前に敢然と現れ戦いを挑んでいた。
 怪獣といえども自らのテリトリーは守りたいのだというのに気付いたの
だった。

 こうしてみると柊らをはじめとした防衛組織の面々は、決して悪人では
ない。
 ワームジャンプミサイルも これまで根源的破滅招来体から襲撃されて
甚大なる被害を出してきた人類が反撃するべく計画されたもの。

 ところが この計画が後戻りができない失敗を引き起こす寸前だったと
いうのが、宇宙怪獣大進撃のテーマだった。

  スターウォーズEP1から3は純粋な善人であるアナキン・スカイウォーカー
が、どうやって暗黒卿であるダース・ベイダーになっていく過程が描かれて
いる。

 つまり純粋な善人ほど一歩間違うと悪の道に嵌り取り返しが付かなくなる
というのが分かるのだ。

 柊を中心としたGUARDの面々も善人ばかりなのだろうが、だからこそ
暴走すると怖いというのが分かる。   

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