ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
一昨日のスコットランド戦勝利の意義
13日に横浜でラグビーW杯の予選プール最終戦として行われた
日本-スコットランド戦は、日本が28-21で勝って勝ち点19と
して予選プール1位で悲願のベスト8進出を決めた。
トライ数は4対3で後半残り25分で28-21から共に相手の攻防を
凌ぎ合う展開は素晴らしいもので、今大会のベストゲームと言って
いいだろう。
そして今回の勝利は古豪・スコットランドから文句のない勝利を
挙げる事になったわけで、40年以上ラグビーを見ていた私にとっ
ても感無量の快挙だった。
今から30年前の89年5月28日に秩父宮で宿沢広朗監督率いる
日本代表は来日したスコットランドB代表に28-24で歴史的勝利
を挙げたのだが、当時のスコットランドはブリティッシュライオ
ンズに主力を出しており控え中心のメンバーでの来日でスコット
ランド側にしてみるとキャップ非対象試合という位置付けだった。
実際2年後に敵地マレーフィールドに乗り込んでのW杯本番では
前半こそ食い下がったものの終わってみれば9-47で完敗し、以
後も03年と15年大会で敗れるなどスコットランドは日本にとっ
ては大きな壁となっていた。
特に4年前は南アフリカに勝って中3日で戦い10-45と完敗した
のだが、考えてみると当時の日本は南アフリカのような強豪から
すればノーマークの一方でスコットランドのようなティア1 の中堅
国からすればしっかり分析して対策を施しており、むしろ 勝つのは
難しい相手だ。
今回のW杯ではアイルランドとスコットランドというティア2の
相手には絶対に取りこぼしのない国と組んだわけで悲願のベスト8
進出のためにはどちらかに勝たないといけないのだが、昨今の6
ネーションズでの成績を見ると勝ちを狙うとすればスコットランド
で実際に日程も予選プール最終戦に決まった。
W杯本番ではスコットランドとアイルランドが初戦で対戦し27
-3で勝ち点5を挙げたアイルランドに日本が19-12で勝ってトッ
プに立つものの、まだスコットランド戦に関しては安心できない
ものがあった。
というのもアイルランドはスコットランド戦から中4日での対戦
だったし、その試合で司令塔のジョナサン・セクストンがケガを
してリザーブにも入ってなかったという幸運もあった。
実際アイルランドは続くロシア戦からセクストンが復帰しサモア
戦などを見ても‘司令塔がいるのといないのではここまで違うか’ と
思ったし、スコットランドは日本戦はロシア戦から中3日ではある
ものの主力14人を温存して中12日で臨むしSHグレイグ・レイド
ローやSOフィン・ラッセルにFBスチュワート・ホッグらキー
プレイヤー達がベストコンディションで来るのだ。
つまり相性の悪い相手が日本をしっかり分析しベストメンバーが
ベストコンディションで来るわけで、逆に言えば今回のスコットラ
ンドに勝てればベスト8に入る資格があるとも思っていた。
こういったスコットランド相手に4トライを奪ったたででなく、
25分もの残り時間を凌いで勝ち切ったのだから日本の実力を世界
に証明できたのではないだろうか。
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