アップデートされてないスポーツ紙記者

 内川聖一のホークス退団記事をネットで読み比べていたらエモー
ショナルな内容が多いのに対し、ヤフコメなどを見ると‘止むなし’
的なものが目立つなど対照的な感じだ。

 つまりネットを見ていると多くのファンが内川の現状を冷静に判
断し‘選手層が厚く若返りがテーマになっているホークスで出場チャ
ンスがなく、まだやれると思っているのなら他のチームでプレーす
ればいい’的なコメントが多かった。

 ところがスポーツ紙などは内川サイドにべったりの内容で日刊の
記事など特に酷く‘なぜ退団?もっと対話が必要だった’というもの。

 まぁゲンダイのような夕刊紙は仕方ないにしても、一般スポーツ
紙にはもう少し冷静な記事が書けないのかと思ってしまう。

 内川退団の要因は若返りが急務なチーム事情の中でプレシーズン
ゲームで不調だった内川に代わって起用された栗原隆矢がシーズン
を通して活躍したので内川の居場所がなくなったという事以外の何
ものでもないし、内川が現役続行を希望するならば出場機会を求め
他チームに移籍すればいいだけの事で至ってシンプルなもの。

 にも拘わらず件の記者の‘もっと対話が必要’という記事など内川
抜きでチームが勝っている中で内川と首脳陣が話し合いを重ねても、
まだやれると考えている内川は納得しないだろうし好調なチームに
波風を立てるだけだろう。

 結局スポーツ紙の記事は書いている記者がサラリーマンで自分
達のスタンダードで判断するので個人事業主であるプロの感覚が
理解できてないと思うし、むしろファンの方が選手=個人事業主
と球団=スポンサーの関係をシンプルに理解しているようだから
当然のように見ているのだ。

 たしかに昭和の時代は件の記者の書いたような内容が受けたの
だろうが時代は平成を経て令和に移っており、もはや20世紀のサ
ラリーマン的な感覚でプロ野球を捉えるファンは少数派になって
いると言っていいだろう。

 それを考えると昭和感覚からアップデートできてない記者達の
書いたスポーツ紙の売り上げ不振が分かるし、こういった記事を
喜ぶ層は年々先細りしていくのだからスポーツ紙が生き残るには
記者達のアップデート以外にないと思うのだが。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« キングコング... ウルトラマンA... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。