2023選抜高校野球：第9日

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bb-tp5-230328-202303280000948

　ベスト8が出そろう大会9日目の注目カードは、第4試合の龍谷
大平安ー仙台育英戦。

　初戦で2アウトランナーなしの状況から5連打で逆転勝ちするな
ど、集中力がある平安打線が育英投手陣を攻略できるか。

　第1試合は優勝候補の大阪桐蔭打線に初戦で2安打完封した能代
松陽の森岡が、どこまで抑えられるかで雨で休養日が1日増えたと
いうのがプラスに作用するか。

　第2試合は2試合の自責点が2の沖縄尚学・東恩納に、東海大菅生
打線がどれだけ打てるかで第1試合同様に1日順延した影響がどう
出るか。

　第3試合は健大高崎の機動力を封じて勝った報徳と高松商を振り
切った東邦という伝統校同士の対戦で、月並みな話で言えば先取
点がモノを言うと思われる。

　　第1試合：大阪桐蔭 １ー0 能代松陽

　5回まで桐蔭・南、能代・森岡がノーヒットに抑える好投で迎え
た6回に両校共に初ヒットが出るも併殺で得点劇ず、7回に能代は3
番の内野安打と4番が歩いたノーアウト1・2塁を2者連続三振を含
め無得点に終わった裏に桐蔭は3ベースで出塁した4番を1アウト後
6番のスクイズで先制。

　最終的に能代はヒットが4本に対し桐蔭は2本と両投手が好投した
わけだが、7回の攻防が明暗を分けた形で能代がノーアウト1・2塁
で打たせたのは桐蔭相手に1点では厳しいという判断だろうから理
解できるが5番が何ら中の形で1アウトでランナーを3塁に進めて欲
しかったと思う。

　第2試合：東海大菅生 1ー0 沖縄尚学

　2回に2安打を放ちながら併殺も絡んで得点できなかった菅生は
4回に2番&3番が連打と盗塁を絡めてノーアウト1・3塁から1アウ
ト後に5番の犠牲フライで先制する。

　先制された沖縄は5回に6番&7番の連続四死球にバントヒットで
ノーアウト満塁とするが9番が三振&1番が3ゴロ併殺、6回には1ア
ウト後3番&4番の短長打で2.3塁からスクイズを空振りから走塁ミ
スで両ランナーが走塁ミスで併殺となり無得点。

　7回には2アウト後7番がセンターフライ落球で出塁するも、8番
のレフト前ヒットでホームに突入して刺され得点できず8回&9回
も先頭打者が出塁するが後続を断たれ1点が遠かった。

　沖縄は先発の儀部とリリーフの東恩納が菅生打線を6安打1失点
と踏ん張るが5回のノーアウト満塁、6回の1アウト2・3塁を潰した
のが悔やまれる。

　第3試合：東邦 4⑩5 報徳学園

　2回に報徳は1アウトから6番以下5連打で1点先制すると3回にも
2番&4番の連打に5番の犠牲フライで2点目を挙げるが、4回に東邦
が1アウトから2番が内野安打で出塁し4番&5番の連打で1点返す。

　その裏に報徳は1アウトから8番のHRと2アウト後1番以下の3連
打で4点目を挙げるが2回に2度、4回に1度バックホームで計3回刺
されていたのがツケが回って来る。

　7回に東邦は5番が2ベースで出塁するとバントエラーと7番のタ
イムリーに、8番が送り9番の2ゴロと1番の内野安打で追い付く。

　9回も報徳は1アウト2塁から3番のヒットでセンターから刺され
サヨナラならず、結局タイブレークの10回に東邦が1アウト2・3塁
で得点できず報徳は1アウト満塁から6番のタイムリーでサヨナラ。

　東邦は4度2塁ランナーをホームでアウトにするなど踏ん張ったが、
最後はタイブレークで力尽きた。

第4試合：龍谷大平安 1－6  仙台育英

　1回に育英は1番がヒット＆2番四球に盗塁などを絡めてノーアウト
2・3塁から3番の1ゴロで先制すると、4回にもヒットで出塁した4番
を6番のタイムリーで2－0とリードを広げる。

　7回には8番&9番の連打とバントで2・3塁から2番の2ゴロと相手
エラーで2点追加すると、8回にも5番の2ベースを足場に四球とバン
トで2・3塁から9番の2点タイムリーで6－0と突き放す。

　平安は7回まで3安打を放つも複数ランナーを出せず、8回に2アウ
トから9番が歩き1番がヒットで繋ぐが得点できずに迎えた9回に3番
のHRでようやく1点返した。

　育英の投手陣相手に7回まで複数安打0では平安に勝ち目なし。