記憶消去の思わぬ落とし穴

 ウルトラマンネクサスが他のシリーズと違うのは市井の人々がス
ペースビーストや、それと戦うナイトレーダーやウルトラマンの存
在を知らない事。

 これは憐編の途中から判明するのだがビーストは知能の高い生命
体の恐怖心を好むので、人々のビーストに対する恐れなどをなくす
ためにTLTはメモリーポリスやホワイトスイーパーという部署を作
りビースト被害者の記憶消去やビースト出現現場の隠蔽を図ってい
る。

 ここで登場するのはメモリーポリスが所持している携帯電話のよ
うな記憶消去装置・メモレイザーで、これを使ってビーストに遭遇
した人達の記憶を消去していくわけだが今回のバンピーラ編では意
外にも記憶消去装置が万能ではない事が分かる。

 憐編のヒロイン・野々宮瑞生はメモリーポリスでは新人にあたる
わけで、最初に担当したのがノスフェル編の被害者・山邑兄妹では
あるものの妹の理子の記憶処置に失敗している。

 本来メモレイザーはビーストに関する記憶のみを消去するのだが
理子はビースト細胞に包まれてノスフェルの中に取り込まれた事に
よってノスフェルの被害に遭う前の記憶を失い、ビーストの被害に
遭った忌まわしい記憶は残っているという最悪の結果になったわけ
でバンピーラ編の時には当時の事件に関する絵ばかり描いて夢遊病
のように彷徨う状態だった。

 悪い事に記憶消去処置は受ける人間には多大なダメージを受ける
ようで次にビーストと遭遇し記憶消去処置を受けると廃人になると
いわれ、最終的にウルトラマンがバンピーラの戦いの最中にメタフ
ィールドを展開したため一応は遭遇せずに済んだ。

 こうして見ていると記憶消去というのが意外に難しいだけでなく、
使い方を間違えると廃人になるというリスクまである事が語られる
パンピーラ編だった。

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