宇宙竜・ナースは元祖円盤生物

 50年前にOAされていたウルトラセブンの11話・魔の山へ飛
べに登場するのが金色の宇宙竜・ナースで、とぐろを巻くと円盤
状に
なるというのが最大の特徴だ。

 魔の山へ飛べは以前も記したように滅びゆく民族が生存をかけ
若い生命を生命カメラで奪いに来るという思い内容だったし、何
より主役のモロボシ・ダンが命を吸い取られて死亡状態になった
事からナースのインパクトが薄れてしまった感が強い。

 しかしナースは円盤状になって高速飛行してセブンを撹乱し、
目を回させたところに巻き付いて締め上げるものの最後はウルト
ラパワーで引きちぎられ破壊されるという最期だった。

 ウルトラセブンの敵キャラは第1話のクール星人から操演によ
る敵キャラが登場し、ビラ星人やチブル星人など操演による個性
的なデザインだったが今回のナースで打ち止めとなった形になる。

 考えてみると操演のみの敵キャラと絡むのは難しく実際クール
星人やチブル星人戦では大した格闘もなくアイスラッガーorエメ
リウム光線一撃で終わっているし、ビラ星人戦は光線の撃ち合い
的なものがあったぐらいで今回のナース戦が最もセブンが苦戦す
る戦いだった。

 ナースの場合は宇宙竜とはいえロボット怪獣的なデザインで、
4話後に登場するキングジョー同様に変形するといった共通点が
見られる。

 そういえばセブンの弟子にあたるウルトラマンレオの最終クー
ルとなる40話以降は恐怖の円盤生物編でMACステーションを襲撃
してMACを全滅させたシルバーブルーメから始まり12体の円盤生
物が登場したのだが、操演のみという敵キャラは難しかったよう
で途中からは変形して人間が入る形の形態が目立っていた。

 ちなみに円盤生物の元ネタはクラゲやカニにタコやカメをベー
スにしたデザインが多く特にブラックガロンなど殆どガメラ的な
感じだった一方で、ナースのような竜形態になる円盤生物が登場
しなかったのはセブンの関係者に気を使ったのだろうかなどと思
ってしまう。

 

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