岡田ジャパン敗退・ベスト8ならず

日本、パラグアイにPK戦で屈す=スペインはポルトガル下す〔W杯本記〕(時事通信) - goo ニュース

 昨夜プレトリアで行われたW杯決勝トーナメント1回戦で岡田ジャパンは
パラグアイと対戦し延長の末 引き分け、PK戦で敗れてベスト8進出は
ならなかった。

 試合はパラグアイが攻め日本が必死に守って時折カウンターアタックを
仕掛ける展開で試合が進み、両チームとも何度か決定的なチャンスを迎える
ものの守備陣の踏ん張りなどで0-0の引き分けとなる。

  PK戦になると親善試合のイングランド戦や先日のデンマーク戦でPKを
止めパラグアイ戦でも当たっていた川島がいるので有利かと思ったのだが、
残念ながら3人目の駒野が外して3-5でベスト8進出を逃したのだった。

 今年に入ってというか昨年W杯の出場権を獲得してから煮え切らない試合
を続けていた岡田ジャパンがW杯に入ってから別のチームのように意思統一
され、カメルーンに勝ち、オランダには敗れたものの昨年9月には0-3で負
けた相手に0-1で凌いだ。

 これが効いて得失点差で上回りデンマークには本田&遠藤のFK2発などで
3-1と完勝し国外でのW杯で初めてグループステージを突破していたが、考え方によってはカメルーンはチーム内で意思統一がされておらず、オランダは先制してからは勝ち点3を確保するためにリスクを犯さなかった。

 更にデンマークは日本に勝たないといけなかったため、本来なら引いてくる
のが前がかりになっていたのが日本にとって幸いだったのを忘れてはいけ
ない。

 ただしトーナメントに入ると対戦相手も日本をなめてかかるどころか しっか
りと対策を練って来るし、ましてやパラグアイは南米予選でもアルゼンチン
より上の順位で出場権を獲得している。

 ブラジルやアルゼンチンといった大国相手に勝負して勝ったりするのだから勝負強さは尋常ではないから、日本の弱点を徹底的についてくると思っていた。

 パラグアイは86年・98年・02年と3度グループステージを突破しているものの全てトーナメントの初戦で敗れているので、勝利に対する執念は並々ならぬ
ものがあり最後は紙一重ではあるが‘勝利に対する執念’の差でパラグアイ
が残ったと考えるのだ。

 やはりブラジルやアルゼンチンと毎年真剣勝負をしているパラグアイと、
なかなか海外の強豪国と親善試合すらできない日本とは修羅場を潜った
経験の差が出たのではないだろうか。
 しかも中心選手達はヨーロッパのクラブでレギュラーを取って活躍している
のを見ても、彼らがかなり高いレベルだというのも分かる。

  平生往生という言葉があるように何事も常日頃の努力が必要なのだが、
どうしても日本の場合はJリーグのレベルがヨーロッパに比べれば落ちるし
代表チームが国内で‘強化試合’という名の親善試合ばかりやっているよう
では本当の意味での強化はおぼつかない。

 だからこそ1人でも多くの選手がヨーロッパのクラブに引き抜かれてレギュ
ラーとしてプレーできるようにするのが強化の早道と思うのだ。

 また来年アルゼンチンで開かれるコパ・アメリカに招待されているので、例え
3戦全敗でもいいから狡猾な南米チームと真剣勝負をしてきてもらいたい
ものだ。  
 

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