2021世界ノルディック選手権が終わり


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/sports/jiji-210307F374

 ドイツのオーベルストドルフで開催されているノルディックスキ
ー世界選手権は日本時間の今日未明に日本人選手の有力種目のほと
んどが終わり、ラージヒルを中心に行われた後半は女子ジャンプの
高梨沙羅が銀に複合の個人戦で渡部暁斗が銅を獲得し最終的に銀:
1と銅:2の計3個のメダルを獲得した。

 基本的にノルディックスキーで日本が活躍できるのは男女のジャ
ンプと複合という形になるので、これらの個人戦と団体戦の成績が
来年行われる五輪への現在の立ち位置を示す大会になると考えてい
た。

 ただし以前も記したように今回のオーベルストドルフは追い風が
常態化している会場なので、地力のある選手でなければ結果を残す
のは厳しいと思われたから層の薄い日本勢としてはエースクラスし
か活躍は難しいだろうから団体戦は苦戦が予想できた。

 最大の誤算は2年前のジャンプ週間で総合優勝するなどオーベル
ストドルフでのW杯優勝経験のある小林陵侑が最もいい結果が出る
と期待していたLH個人戦の日が悪天候になり、1回目のジャンプで
転倒して2回目に進めず団体戦が翌日だった事からダメージを引き
ずりベストコンディションで臨めなかった事。

 それ以外は高梨が銀を獲得し渡部も銅を獲得していたわけだから
個人的に結果は想定内だったのだが、嬉しかったのが複合の山本涼
太とジャンプの佐藤幸椰の活躍。

 ジャンプの佐藤はLH団体の1番手で飛び1回目に141mを飛ぶなど
団体戦のメダル争いの原動力になったし、複合の山本も得意のジャ
ンプでは4試合4本とも全体でトップレベルのジャンプを見せたのが
印象深い。

 まだまだキャリア的には乏しいので特に山本の場合はクロスカン
トリーのレベルアップは急務ではあるものの、長年ほぼ固定メンバ
ーで戦っている形の複合陣にとっては待望の若手ホープの出現にな
ると思う。

 これはジャンプにも言える事で長年レジェンド・葛西紀明や伊東
大貴らベテラン勢で固めて臨んでいたのが、今回のLH団体戦では平
均年齢24歳という将来の伸びしろが楽しみなメンバー達が育ってき
たのは大きい。

 やはりエース以外はトップ10に入れない陣容だと‘エースこけたら
みんなこけた’という事になり、肝心のエースのレベルアップもない
のだから佐藤幸椰や山本涼太の台頭が嬉しい今年のノルディックス
キー世界選手権だった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 新聞業界の落... シン・エヴァ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。