アポロ11号の月面着陸から40年

　今から40年前の日本時間の今日69年7月21日はアポロ11号による人類
初の月面着陸が成功した日である。
　当時の私は幼稚園の年長組。
　ちょうど夏休み初日という事でニュース映像を見る事が できたのだ。

　確か昼のニュースで見たのだが宇宙飛行士が無重力状態の中を飛び跳
ねるようにして歩いていたのを覚えている。
‘無重力状態では、あんな感じになるのか’と子供心に思ったものだ。

　そして有名になったのが人類で初めて月面に第1歩を記したアームストロ
ング船長。
　それにオルドリン・コリンズの3人のクルーの名前を必死に覚えたため、
2学期になって幼稚園でアポロ11号のクルー3人の名前を言うと
‘よく覚えたね’と先生から褒められたのを覚えている。

　この快挙は子供心に宇宙への関心と憧れを植えつけるのに十分で、SF
好きは ここぐらいから始まったのだろう。
　後年アポロ11号の記録映画をオヤジと映画館に見に行ったのが洋画を
見た最初だった。

　またアポロ宇宙船の司令船・コロンビアや着陸船・イーグルなどの絵を
描きまくったしオモチャもかなり出回り、円錐形のアポロチョコなども売り
出されていた。　

　そんなワケで子供心にアポロというのが宇宙船の事という意識が刷り
込まれ、本当はローマ神話の太陽神だったというのは後から知ったの
だった。

　アポロ11号が月から持ち帰った石は、翌年開催された大阪万博で展示
され かなりの人気のため見るのに数時間待たされるという話を聞いた
のも懐かしい話だ。

 　その後は有人宇宙ステーションなどがスペースシャトルで登場する一方
で、SF作品に よく登場する月面基地が建設されてないのが個人的には
残念だ。