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こーじ苑
‘吹き替え職人’若山弦蔵、死去
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangeinou/entertainment/f-et-tp0-210531-202105310000754
5月18日に声優の若山弦蔵氏が88歳で亡くなっていた事が、昨日
のネットニュースに載っていた。
若山弦蔵といえば何といっても007のジェームズ・ボンド役を演
じたショーン・コネリーやスパイ大作戦でIMFのダン・ブリッグス
を演じたスティーヴン・ヒル、ジム・フェルプスを演じたピーター
・グレイブスの声を演じていたのが印象的だ。
他の吹き替え担当俳優はジーン・バリーやリー・マーヴィンらを
担当しており納谷悟朗がチャールトン・ヘストンを山田康雄がクリ
ント・イーストウッドを演じているように、氏のショーン・コネリ
ーやピーター・グレイヴスは完全に定着していたわけである。
ウィキなどを見ているとナレーターとしてもガメラ対バルゴンや
暴れん坊将軍などジャンルを問わずに担当しており、独特の声質は
視聴者に安心感を与えていたと思う。
氏の場合は声優といってもアニメよりも衛が吹き替え版やナレー
ターとしての面が強く、またラジオのパックインミュージックなど
のパーソナリティという側面もあった。
だから‘若山弦蔵’という名前を見たらショーン・コネリーやジム・
フェルプスというイメージになるのに対し、アニメでは出演作は少
なく代表的だった宝島のジョン・シルバーのイメージすらないとい
う珍しい声優だったのだから珍しい。
アニメをあまり担当しなかった理由としてウィキによると絵が全
て完成してない状態で声を合わせるのを避けていたという事を聞く
と、やはり独特のスタイルがあったという事が分かるし自らのスタ
イルを大事にしていたからこそのようだ。
そういった意味で矢島正明や仲村秀生、神谷明や中田浩二らそう
そうたる声優達が最も尊敬する存在に名前を挙げていたらしく大い
に理解できたのだ。
考えてみれば今昨年は氏が担当していたショーン・コネリーが亡
くなっているのを考えると、コネリーが‘寂しいから早く来い’と呼
んだのではないかと思ってしまうのだった。
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確かに初代黄門様は後から聞くと完璧な役者バカで、演技のためには家族も顧みないなど決して評判はよくなかったようですからね。
そういう方に声優という新しい魅力的な職業は否定こそすれ、肯定はしなかったでしょうね。
そういった方々との戦いの末に今の声優という職業の地位を上げてくれた1人が若山氏というのは間違いないでしょう。