ゴロフキン陥落、東京ドームでの村田戦は絶望的に

アルバレスが判定勝ち=ゴロフキンの王座奪取―ボクシング・ミドル級世界戦

 昨日ラスベガスのTモバイルアリーナで行われたWBA&WBC
ミドル
級タイトルマッチでスーパー王者ゲンナジー・ゴロフキン
と1位
サウル・カネロ・アルバレスが対戦し、挑戦者のアルバレ
スが2-
0の判定勝ちしスーパー王者になった。

 両者は昨年9月に対戦し三者三様の引き分けでゴロフキンが防
衛に成功したのだが採点についてはいろいろと物議をかもしたし、
アルバレスのドーピング問題や右ひざ手術などもあって1年後の
再戦となったわけだ。

 試合は前回と違い挑戦者の方がプレッシャーをかけ王者を後退
させる展開で試合が進み、特にボディブローが有効で王者得意の
距離を詰めての連打ができない。

 完全に挑戦者ペースで試合は進んでいたのだが8Rあたりから、
挑戦者がペースダウンし始め王者の手数が目立つようになった。

 最終ラウンドのゴングを聞いた時点で際どい判定になると思わ
れていたが1人が114-114の引き分けで、残る2人が115-113
でアルバレスという採点で新王者になったのだった。

 中継したWOWOW解説陣の採点は私同様に引き分けだったし
HBO
の採点は6Rまでがイーブンだったので、後半は王者だった
事を考
えるとゴロフキンだし何より王者が優勢だと思われた最終
Rを2人
がアルバレスだった事などから物議を醸している。

 ただしフィジカルを前面に押し出したスタイルだったゴロフキン
が下の階級から上げて来たアルバレスに押しまくられるシーンを
見ると年齢的な衰えも垣間見えたし、アルバレスに敗れなくても
落日の日は近いと思わせるもので東京ドームでの対戦を希望して
いた村田諒太にとっては痛いゴロフキンの陥落かもしれない。

 アルバレスがゴールデンボーイプロモーションなのに対し村田
はボブ・アラム率いるトップランク社という違いもあるので、た
だでさえ対戦が難しくなるし少なくとも東京ドームにアルバレス
を呼んでの統一戦は厳しくなったといえるだろう。

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