今から40年前の今日74年10月4日はウルトラマンレオにウルトラ
マンキングが初登場した日である。
初登場EPはプレッシャーの術で一寸法師のように縮小されたレオを
打ち出の小槌のようなキングハンマーを使って元に戻し、レオと共同で
プレッシャーを倒している。
続いて39話ではババルウ星人が化けた にせアストラの正体を見破り、
50話ではブニョの策略でバラバラにされたレオを復活させるなど活躍し
ている。
もっとも にせアストラが盗み出したウルトラキーを武器として使お
うとしていた時にキングスパークでキーを折ってしまい、このためM78
星雲にあるウルトラの星がコントロール不能となって地球と衝突しそう
になるのだがキーを折った時のセリフが‘キーなど問題ではない’だ
から驚く。
またブニョから体をバラバラにされて完全に死んだと思われていた
レオに対し‘お前はまだ死ねない、地球の人間がたった1人でもお前を
欲している間は死ねない。 辛くとも戦わなければいけないのだ’と
言ってキングビームを浴びせるとレオが復活するのだから死者を生き
返らせるという荒技まで披露するのだった。
考えてみるとレオはM78星雲出身ではないためセブン以外のウルトラ
兄弟との接点はなく、彼らを束ねる存在がウルトラの父や母ではダメ
なためウルトラ族伝説の超人であるキングという存在をスタッフが作り
上げたのだと思う。
どちらかといえばM78星雲よりもレオに近い存在でマグマ星人から
囚われていたアストラを救出したのもキングらしいし、大怪獣バトル
ウルトラ銀河伝説でもK76星でレオとウルトラマンゼロの特訓を見守
るシーンなどがその証拠だろう。
それにしても当時の製作スタッフ達はウルトラマンキングがここまで
大きな存在になるとは思っていただろうか?