2021選抜高校野球：第4日

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20210323-0159

　大会4日目の注目カードは何と言っても近畿大会決勝の再戦と
なった第2試合の智弁学園ー大阪桐蔭で、抜群の選手層を誇る桐
蔭に強打の智弁打線が挑む形になるだろう。

　ちなみに今大会の特徴である地区大会の再戦3試合のうち昨日
までの2試合は、いずれも敗れた東海大相模と福大大濠が勝って
いるが今回は果たして？

　第1試合は好投手・小園を要する市和歌山と鍛治舎巧監督率い
る県岐阜商の対戦で、秀岳館を3シーズン連続ベスト4に導いた
鍛治舎監督の手腕が小園を攻略できるか。

　第3試合はエースで4番の花田が中心で接戦に強い広島新庄と
強打が売りの上田西の対戦で、花田が上田西打線を何点に抑え
るのかが注目。

　第1試合：市和歌山 1ー0 県岐阜商

　岐阜商は1回から3回まで毎回ノーアウトのランナーを出し、
特に3回には8番のヒットと9番の四球に1番が送って1アウト2・
3塁と攻め立てるが2番＆3番が2者連続三振に終わる。

　和歌山も7回までヒットは3本で4回にノーアウト2塁があった
以外は得点が入る雰囲気はない。

　迎えた8回表に岐阜商は1番が歩くが2番のバントが併殺にな
り、その後に連続四球で1・2塁のチャンスを潰すと和歌山も2
アウト満塁のチャンスに得点できず。

　そして9回裏に1アウトから5番がヒットで出塁し6番が歩いて
7番がセンター前に打ち返しサヨナラとなった。

　岐阜商にしてみると3回まで毎回ランナーを出し、特に3回の1
アウト2・3塁で得点できなかった事で、小園を立ち直らせた感
が強い。

　第2試合：智弁学園 8－6 大阪桐蔭

　1回裏に智弁は1番がヒットで出塁し2者連続四死球でノーアウ
ト満塁から4番が犠牲フライで先制すると、5番も歩いて満塁から
6番の2ベースで4点を先行。

　2回以降は桐蔭の関戸も立ち直り次の1点が注目された6回に桐
蔭が2アウトから3番＆4番の連打でチャンスを作り6番の遊ゴロ封
殺を狙った送球が逸れて2者還り4－2とすると、その裏に智弁も
四球で出塁した5番を6番＆7番の連打で還しただけでなく送球エ
ラーも絡んで2者が還ると更に3塁に進んだランナーが暴投で還り
7－2とリードを広げる。

　7回に桐蔭が2アウトから1番＆2番の長短打で1点返すと、智弁
も4番のヒットを挟んで2四球で1アウト満塁から7番の遊ゴロ併殺
崩れで8－3とする。

　8回に桐蔭はヒットで出塁した3番＆5番を6番の3ベースで返す
と8番が歩き9番のタイムリーで一挙3点を挙げて2点差に迫るが、
1・3塁からかけたエンドランで1番が小フライとなり併殺に終わ
ると9回も戦闘の2番が歩くが3番の1塁ライナー併殺で万事休す。

　結局立ち上がりに3つの四死球が絡んだ4失点が桐蔭にとって
厳しいものになったし、2点差にした7回には2つの暴投や送球エ
ラーが絡むなど桐蔭らしからぬミスが得点に絡んだわけで反撃に
転じた8回と9回に1塁ランナーがライナー併殺に倒れるなどツキ
もなかった。