素晴らしかったレスリング生観戦

 先週の日曜日は翌日行われる東京本部講師セミナーに出席するた
め上京していたのだが、当初は昼食後に大学野球選手権観戦予定を
駒沢でのレスリングの全日本選抜大会に変更した。

 というのもレスリングは今年の世界選手権の結果で来年の東京五
輪の出場権が取れるわけで、その代表選考会だし何といっても5大
会連続金メダルを狙う伊調馨とリオ五輪の金メダリスト・川井梨沙
子の一戦が注目されていた事からレスリングの生観戦は初めてでも
あるから変更を決断した。

 この日が最終日という事でカード的に伊調-川井戦以外にも好カ
ードがあると思ったらリオ銀の太田忍と世界王者・文田健一郎が対
戦するグレコローマン60㌔級や、リオ五輪銀の樋口黎と世界王者・
 乙黒拓斗が対戦する男子フリー65㌔級の好カードがあった。

 さらに女子では世界女王の須崎優衣とリオ五輪金の登坂絵莉が対
戦する女子50㌔級に、リオ五輪金の土性沙羅が見られるなど9階級
の決勝カードは見どころ満載だったのだ。

 11:30前に到着すると既に各階級の3位決定戦が行われていたの
だが、ありがたい事に場内MCが流れているし場内に設置されている
大型スクリーンは決勝になると映像が流れており順位決定戦の時で
も判定に意義を申し立てるチャレンジではジャッジが見る映像が流
れるのだ。

 バックスタンドで見る形になったので本来なら選手の背中しか見
られないわけだが、大型スクリーンで様子が見られるため大いに助
かったし特に決勝は五輪の出場権がかかっているので微妙な判定に
なるとチャレンジが増えておりジャッジが見る映像を共有できるの
はありがたかった。

 会場で見て思ったのはTVでは地味な雰囲気だったグレコローマ
ンが意外に迫力満点で正直言ってフリーよりも面白かったわけで、
これも会場で見るからこその発見だろう。

 一方で決勝戦が終わった直後にBマットで表彰が行われるのだが
勝った選手と負けた選手は明暗が分かれているわけで特に判定に不
満を持っていた乙黒や、須崎に全くいいところがなく惨敗した登坂
などは終了後すぐに表彰台に上げるのは酷だと思ったわけで1試合
ぐらい挟んで表彰した方が選手も少しは心の整理ができたのではと
思ったりする。

 これだけ素晴らしい試合を無料で見られるのは観客としてありが
たいが逆に言えば1000円ぐらい入場料を取っても文句は出ないだ
ろうし、それらの収入を選手の強化費やインフラ整備に使えればと
思ったのだった。

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