投手を中心にした守りがいいだけでは勝てない時代

西武10年ぶりVお預け、20年ぶり本拠地胴上げならず…12連勝でストップ 松田2打席連発に泣く

 今年のプロ野球も26日にカープがセ・リーグ優勝を決め、パ・
リーグもライオンズが今日ホークスに敗れ本拠地胴上げを阻止され
たもののマジック1だから優勝は時間の問題である。

 つまり今シーズンの両リーグの優勝チームが決まったようなもの
だが意外な事に昨日の時点でカープのチーム防御率は4.15で、ライ
オンズのチーム防御率も4.27と共に4点台という事。

 日本のメディアは‘野球は打撃は水モノだから投手を中心とした
守りが全て’という事をセオリーにしているので優勝するチームは
チーム防御率が3点台というのは譲れない線だろうが、今シーズン
の両チームは4点台なのだから保守的なOB達は‘投手の質が落ちた’
などと悔やむのだろう。

 もっとも今シーズンのチーム防御率を見るとセの1位はジャイアン
ツで3.76でセ・リーグ唯一の3点台、パの1位は3.72のバファローズ
で3点台は4チームあるものの最も悪いのがライオンズなのだ。

 一方チーム打率はカープがリーグ2位でライオンズはリーグ1位と
共に打ち勝ってきたチームというのが分かるわけで、もはや野球は
投手を中心にした守りが全てとは言えなくなっているのではないか。

 昭和の時代に日産自動車が‘技術の日産’というのを売りにして
いたのだが最近それを聞かないのは技術があるのは当たり前になっ
ているからアピール材料にならないという話を聞いた事がある。

 現役時代の野茂英雄がMLBの選手達が‘根性’などと言わないの
は根性がなければMLBでプレーできないので売りにするべきもので
はないと言っていたが、野球でも投手を含めた守りがしっかりして
ないチームは優勝はおぼつかないわけで投手を含めた守りがいいの
は当たり前で いかに点を取れるのかというのが分かれ目になるの
ではないだろうか。

 得点力の低いチームが投手力のみで優勝するという時代は終わっ
ていると思うのだ。
 

 

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