闇に取り込まれる令和キャラ

　先日最終回を迎えたウルトラマントリガーのラスボスは闇の巨人
の1人・妖麗戦士 カルミラがエタニティコアの力と融合する形で邪
神メガロゾーアへ変貌する。

　つまりカルミラが仲間であるヒュドラムやダーゴンの闇を取り込
む形でユナをさらってというパターンで、令和シリーズではウルト
ラマンZのデストルドスの要素とオリジナル版であるティガのラス
ボス・邪神ガタノゾーアをミックスさせたと思われるのだ。

　ガタノゾーアは世界を闇で覆おうとするのだが、メガロゾーアも
カルミラの意識は残っているものの体から溢れる闇で世界を呑み込
んで暗黒に塗り潰そうとする。

　むしろカルミラの心の闇がガタノゾーア系の邪神を蘇らせてしま
い、邪神に取り込まれたのをトリガーが救い出してカルミラと共に
倒すのか？と思ったりしていたら予想は外れた。

　どちらかといえば前作のウルトラマンZのラスボスである殲滅機
甲獣 デストルドスと同じパターンで、半径1㎞の区域を空間ごと破
壊する胸部の最新型の異次元潰滅兵器D4レイを装備したウルトロイ
ドゼロが世界各地の怪獣や怪獣メダルをベリアルメダルの力で吸収
した末にデストルドスへ変貌したシーンを思い出す。

　つまり禁断の兵器と同化した結果、闇に取り込まれてラスボス化
してしまうというのが特徴で基のキャラの人格や意識は残っている
というもの。

　どちらかといえばカルミラ・ダーゴン・ヒュドラムはティガ放送
終了後に制作された劇場版に初登場した闇の巨人カミーラ・ダーラ
ム・ヒュドラがモチーフになっているので今回のトリガーは闇の巨
人達との絡みが最初から描かれていた。

　だからラスボス系のカルミラが闇に取り込まれるという令和の設
定でミックスされ、ティガのラスボス系のメガロゾーアに変貌する
という形になったのだろう。