ウルトラマンガイアEP39・悲しみの沼

 沼に棲み人間を食べると言う伝説の妖怪の正体はかつて軍で自ら開発
した人間を生物兵器へと変化させる人工細菌を投与されて怪物化して
しまった男。
 沼の地下から溢れ出る有害物質を吸収して巨大化し凶暴化という怪獣
映画に出てくるようなシチュエーション。

 前回使用された地底貫通弾の影響がモロに出ていてつながっているのだ。

  現金輸送車の襲撃犯が妖怪伝説の沼まで逃走するが、沼の中から出て
きた謎の触手に絡め取られ沼に引きずり込まれる。 

 その犯人達を追って来た刑事達も同じく触手に沼へ引きずり込まれそうに
なるが、地底貫通弾による地質汚染を調査している我夢が駆けつけジェク
ターガンで撃退。
 やがて沼のほとりに住んで妖怪ツチケラ伝説を流している老人から
怪物を‘近藤’と呼んでいた理由が判明する。

 平野老人はかつて日本軍の秘密研究所で細菌兵器を作っていたが、
近藤は その仲間。
 人間を生物兵器へと変化させる人工細菌が完成したものの、軍の上層
部から使用を指示され近藤は反対したために人体実験に使われてしまった。

 怪物化した近藤は老人以外を皆殺しにしただけでなく、人工細胞全てを
破壊して沼に逃げ込んだのだった。

 平野老人はツチケラになった近藤の代わりに娘を育てていたが、空襲で
死なせてしまう。 
 その償いとしてツチケラ=近藤の傍で暮らし‘妖怪ツチケラの伝説’を
流布して人を寄せ付けないようにしていたのだ。
 しかし地底貫通弾の影響から沼の底から湧き出る有害物質の影響で
近藤は有害物質を撒き散らしながら暴れる。

 平野老人は近藤に娘のオルゴールを聞かせて鎮めようとするが、地底
貫通弾で脳を破壊されたからか再び暴れ始めた。
 ガイアは どんな方法を使っても死ねないと老人が言っていた近藤に浄化
光線を浴びせる。

 ‘ありがとうウルトラマン、ありがとう平野。
 俺はお前がいてくれたおかげで心を失わずにすんだ。
これで智恵のもとに行ける・・・’

と言いながら光になって昇天する近藤。

 娘のオルゴールと近藤の写真を手に平野老人は
‘近藤ありがとう’と涙ながらに呟くのだった。  

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 大地裂く牙と... 野茂英雄と石... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。