祝、坂田健史初防衛!

 今日は3月に4度目の世界挑戦で念願の世界フライ級タイトルを奪取した坂田健史の初防衛戦である。 残念ながら福岡ではOAされずに忸怩たる思いでこの日を迎えたが、17:00からのニュースで勝ったと分って大いに安堵した。 坂田は故・金平正紀前協栄ジム会長の秘蔵っ子で、亡くなる数日前に後援者の前で‘彼は世界を獲れる器ですから私に万が一の事があってもよろしくお願いします’と紹介されていた逸話の持ち主だ。  04年6月に初挑戦して以来、05年10月、昨年12月と計3度も勝ったと思われながら僅差の判定負けで世界挑戦3連敗。 初挑戦の時は前半で顎を割られながら後半盛り返していたし、3度目は正規王者・パーラがケガで防衛戦ができなくなったため暫定王者決定戦をパリで行い、足を引っ掛けられる不運なダウンを喫したのが命取りになり1ポイント差の判定負け。  それが今年3月に復帰したパーラに挑戦したものの、パーラが大幅な体重オーバーで剥奪された。そしてパーラが3R開始ゴングに応じなかったので4度目の挑戦で遂にタイトルを奪取したのだ。  そして今日の初防衛戦は、12月にパリで僅差の判定負けを喫した暫定王者・バスケス相手だった。 バスケスは1階級下のJフライ級王者で強打でならしたものの、体重苦のためフライ級に上げていたのだ。  前回は僅差判定での敗戦だが日本での再戦だけに‘大丈夫じゃないか?’などという緩んだムードが一番怖い。 しかも坂田のスタイルはジャッジ受けが悪いので一見勝ったと思えても‘開けてビックリ’状態になりかねないのだ。  そう思っていたらスポーツニュースやボクシング関係のBBSの書き込みを見ると‘大差の判定勝ちだろうと思ったが115-113がいて驚いた’というコメントが載っていた。 そういう逆風を乗り越えての初防衛成功と共に、まともな形の世界戦初勝利には私も嬉しくて仕方がない。  そしてもう1つ嬉しいのがボクシング文化破壊者であるヤ○ザオヤジの放言を聞かずに済む事、坂田が敗れていれば‘ジムが失ったタイトルを取り返す’という大義名分が成立しバスケスへの挑戦が加速するし、兄弟でのフライ級王座毒占という悪夢のような企画が立ち上がるところだった。 坂田が勝ったおかげで世界戦を兄弟でやりたければ同門対決になるという難しい選択を迫られる事になる。

 やはり正義は勝つ! 

である。
 ボクシングサイトのARU-BOXのBBSにも書き込んでます。

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
管理人サンと同じです (屯田兵幸雄)
2007-07-02 03:15:43
ポイントが意外に差がないのには??だったが坂田の勝ちは明白



ちゃんとやった者が勝つ!正常に戻ってよかった
 
 
 
それと修の解説は (屯田兵幸雄)
2007-07-02 03:23:12
お寒いですから!!



なので鬼塚の解説が丁寧でわかりやすく聞こえます





あっ渡○二郎の事も触れて欲しいな!
 
 
 
良識あるファンは (こーじ)
2007-07-02 23:01:01
>屯田兵幸雄様
 良識あるファンは坂田をずっと応援していますよ。
 ハルクの解説は評判悪いですよね。
 鬼塚の解説はバ・カ○ダ兄弟の試合以外は的確ですよ。

 二郎さんはカンベンして下さい、としか言いようがないですよね。
 
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