意外に多い 丘 灯至夫作詞のヒーローソング

 昨日の新聞に‘作詞家の丘 灯至夫氏が死去’という記事が載っていた。

 丘 灯至夫といえば通常なら「高校三年生」や「高原列車は行く」「猫ふん
じゃった」などがポピュラーだが、意外に子供向け作品やヒーローソングを
多く手がけているのには驚いた。

 最もメジャーなのは「ハクション大魔王の歌」「アクビ娘の歌」に「みなしご
ハッチ」のタツノコ作品だ。
 ところが それ以外にも探すと出てくる、出てくる!

 知っているところでは・・・・・・

  仮面ライダーから 仮面ライダーのクリスマス

 仮面ライダーV3から

 V3一人歌 V3のマーチ 不死身の男 仮面ライダー讃歌

 新造人間キャシャーンから スワニーよ

 好き!好き!魔女先生から かぐや姫先生のうた

 人造人間キカイダーから

 キカイダーは行く ギル博士の歌 キカイダー数え歌 悪魔が今日も笛を
 吹く ぼくらのキカイダー 誰かがうしろで ダークロック 春くれば 
どこへ行くのか

 海のトリトンから ピピのうた

 と人造人間キカイダーが多いのが目に付くし、挿入歌が多いのが分かる。 

 他の作詞家との共作が多いが、単独では‘スワニーよ’‘春くれば’ と
‘どこへ行くのか’がある。

 ‘スワニーよ’は敵に捕えられ白鳥のロボットであるスワニーに封じ込まれた
キャシャーンの母が月の出る夜にホログラフィのように現れ会話ができる
のだが、この時のキャシャーンの心境を見事に表している。

 ‘春くれば’と‘どこへ行くのか’はキカイダーの最終回に流れた歌だが、
特に‘どこへ行くのか’はラストでスイスに旅立つ光明寺一家が乗った飛行
機を見送ってサイドカーで旅に出るジローの姿が印象深い。

 挿入歌というのはオープニングやエンディングに比べてメジャー
ではないが、登場するキャラクターや印象深いシーンに流れる歌
なので歌いながら その時の情景が目に浮かぶ歌が多い。

 つまり作品の内容をしっかり把握してないと作れないわけで、ここまで
しっかり作ってくれた氏の功績は大きいと思う。

  丘 灯至夫氏の ご冥福をお祈りします。

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